また!? 相次ぐ高齢運転者のペダル踏み間違い 暴走事故を防ぐ「3つの基本」とは
高齢ドライバーによるペダルの踏み間違い事故。その原因は前進時と後進時で異なり、対策も別物だといいます。いったいその原因と対策はどんなものなのでしょうか?
バック時に事故多発 踏み間違いのメカニズム
NPO法人「運転事故防止推進協議会」は、徳島ダイハツモータースと共同で、高齢ドライバー向けの安全運転講習会を2025年10月15日に徳島県で開催すると発表しました。

この講習会では、長年謎に包まれていたペダル踏み間違い事故の発生メカニズムと、その具体的な対策が明らかにされる予定です。
同協議会によると、踏み間違い事故の原因は前進時と後進時で異なります。特に指摘されているのが、後進時に見られる特有のリスクです。
駐車場などで体を大きくねじって後ろを振り返りながら後進する際、その不自然な体勢によって足の位置がずれて、ブレーキを踏むべき場面で誤ってアクセルを踏んでしまうケースが多いといいます。
また、前進時でも、右ハンドル車特有のペダル配置により、運転者の右足がブレーキペダルから離れやすい傾向があるそう。ゅえに、焦った際に誤操作を誘発する可能性があると指摘されています。
こうした踏み間違い事故は社会問題化しており、2019年に発生した「池袋暴走事故(東池袋自動車暴走死傷事故とも)」」は、高齢者の運転免許について自主返納が大きく議論されるきっかけとなりました。
また、急加速して突っ込む様子を揶揄する表現がネット上で広まるほど、同様の事故は後を絶ちません。
では、これらの原因に対し、どのような対策が有効だと提言されているのでしょうか。
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