那覇空港にあった「想像を超えるコンビニ弁当」がスゴい! 「激ウマ」も納得の理由って? でも“選ばれし人”しかありつけない

“空港グルメらしからぬコスパの良さ”を誇るお店が多い那覇空港ですが、実は「空港コンビニの弁当」も、ちょっと常識外れの背徳グルメ天国です。今回は、そのお弁当を実際に食べてみました。

味も「ガチです」

 那覇空港には多数の飲食店が軒を連ね、なかには“空港グルメらしからぬコスパの良さ”を誇るお店も少なくありません。ただ、この空港のスゴいところはそれだけではないのです。「空港コンビニの弁当」も、ちょっと常識外れの背徳グルメ天国でした。今回は、そのお弁当を実際に食べてみました。

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那覇空港(グルメ満二郎撮影)。

 そのお店は、国内線ターミナル1階にあるコンビニ「シャロン」。初めて行く人は、きっと名前からパン屋さんやカフェを想像すると思いますが、実際はまったく違います。棚にズラリと並んでいるのは――見事なまでの“コスパ弁当”たちです。

 ラインナップを見渡すと、どれも「ハイカロリーLOVE勢」が拍手喝采しそうな内容。タコライス弁当、ゴーヤーチャンプルー弁当はもちろん、ケイジャンチキンやカツ丼、さらには揚げ物をメインにオムライスを添えた“炭水化物×揚げ物連合”までありました。それでいて価格はほとんどが500円前後。まるで“値段も胃袋も昭和”みたいな、愛のある混沌が広がっています。

 今回筆者は、軽食かつ沖縄らしさを求めて「ゴーヤーチャンプルー弁当」(470円)をチョイスしました。

 フタを開けた瞬間、ゴーヤの香りとスパムの塩気がふわっと広がります。空港のベンチで食べているのに、一瞬で市内の食堂にワープしたような気分に。味はあっさり系ですが、油のコクとスパムのしょっぱさがしっかり下支えしてくれます。添えられたマカロニサラダは“これでいいんだよ系”の代表格で、素朴なのに妙に落ち着く味。さらに隅っこにはきんぴらまで入っていて、「野菜あるし、実質ヘルシー弁当です」と自分に言い訳できる仕様です。ポークたまごの卵は厚焼きで、かじるたびにじゅわっと幸福が広がります。気づけばあっという間に完食していました。

 しかもこのお弁当、安いだけではなくクオリティも普通ではありません。それもそのはずで、「シャロン」のお弁当は那覇市内の地元弁当店から毎朝仕入れているとのこと。だから味つけも完全に“沖縄の家庭の味”。空港でありながらローカルの昼ごはんをそのまま楽しめるのです。

 ただし注意点がひとつ。油断していると、人気弁当はお昼を待たずにどんどん消えていきます。ある意味で、早い時間に那覇空港へ来た人だけが味わえる“特権”のような存在です。

 ちなみに店頭には「1キロ弁当」なる、ボリューム特化型メニューもありました。おかずのみで、ライスは別添え。今回は“10時のおやつ”扱いだったので泣く泣く見送りましたが、次回は絶対に手を出してしまう予感しかしません。

【写真】これが那覇空港の「B級極めしコンビニ弁当」驚愕の全貌です

Writer:

駅や空港などでB級グルメを探すのをライフワークとしている。好きな言葉は「ニンニクアブラ」。

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