シンボル付いた!「改もがみ型フリゲート」豪州仕様でデビュー 2国間連携の具現化で最高司令官も笑顔?

在オーストラリア日本国大使館は2025年10月17日、公式Xにおいてオーストラリア海軍仕様の改もがみ型フリゲートの模型を公開しました。

「赤いカンガルー」はシンボル&アイデンティティ

 在オーストラリア日本国大使館は2025年10月17日、公式SNSにおいてオーストラリア海軍仕様の改もがみ型フリゲートの模型を公開しました。

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在オーストラリア日本国大使館が公式XやFacebookで公開した「改もがみ型フリゲート」の豪州海軍仕様(画像:在オーストラリア日本国大使館)。

 オーストラリア海軍の艦船には、識別マークとして目立つ場所に「赤いカンガルー」を掲げています。もともとはイギリス海軍やニュージーランド海軍など、近似する艦船を多用する他国海軍との混同を防ぐ意味で用いられていましたが、第二次世界大戦以降は、「カンガルーは前にしか進まない(進めない)」というところから、「前進あるのみ」というアイデンティティの意匠化という意味合いも含まれています。

 このたび、在オーストラリア大使館が公開した改もがみ型の模型には、艦橋下部の左右に、この「赤いカンガルー」が貼り付けられており、将来オーストラリア海軍が導入した際のイメージを具現化していました。

 この模型が展示されたのは、大使公邸で催された「自衛隊記念日レセプション」においてです。大使館関係者や自衛官、オーストラリア軍要人たちに披露された模様で、大使館の公式Xでも鈴木量博(かずひろ)大使とオーストラリア国防軍司令官のデビッド・ジョンストン大将(陸海空3軍の制服組トップ)が並んだ写真とともに公開されていました。

 ちなみに、三菱重工が公開する改もがみ型のスペックは、全長約142m、幅約17m、基準排水量約4800トン。速力は30ノット(約55.6km/h)です。

 オーストラリアは11隻を調達する計画で、初期の3隻を日本から輸入し、その後は自国内でノックダウンやライセンス建造するとしています。予定では1番艦は2029年に引き渡され、翌年(2030年)に就役する見込みです。

 なお、当該Xには「(改もがみ型フリゲートは)技術的な信頼のもとに構築されたパートナーシップの象徴です。赤いカンガルーは、実は日本国旗と同じ赤です」という一文も添えられていました。

【写真】豪州のシンボルが付与された「改もがみ型フリゲート」です

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1件のコメント

  1. 西濃運輸のマークかと思ったよ