ロシア軍の「最凶戦車」背後から攻撃されロケット弾が暴発 一部始終を上空から捉えた映像が公開される
ウクライナ国防省は、ロシア軍の重火力投射システム「TOS-1」をドローンで攻撃し、発射装置に重大な損傷を与えたとする映像を公開しました。
攻撃を受けてロケット弾が暴発
ウクライナ国防省は2025年10月21日、ロシア軍の重火力投射システム「TOS-1」をドローンで攻撃し、発射装置に重大な損傷を与えたとする映像を公開しました。

「TOS-1」は、T-72戦車の車体に燃料気化爆薬(サーモバリック)弾頭ロケット弾の発射機を搭載した車両です。「TOS」とはロシア語で「重火力投射システム」を指し、凄まじい爆風と衝撃波、熱によって建物や人員などを面的に制圧する兵器です。
サーモバリック弾頭は、固体の化合物を気化させ、粉塵と強燃ガスの混合気体を作り出す気体爆薬で、「TOS-1」の発射機は直径220mmのサーモバリック弾頭ロケット弾を最大24発搭載し、連射することが可能です。
公開された映像は、ドローンがTOS-1の背後から攻撃を行い、ロケット弾が暴発して発射された瞬間を捉えています。ウクライナ国防省は、TOS-1が射撃陣地から離脱中にドローンで攻撃したと報告しています。
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