「車庫入れ? 勝手に運んでくれますよ。車そのものを」 立体駐車場メーカーが「夢の駐車場ロボ」JMSで披露

三菱重工機械システムがジャパンモビリティーショーに出展。駐車場を想定した「車両搬送ロボ」を披露しました。

「過酷な職場」を無人化できる!

 そこで同社がターゲットに据えているのが、出荷前後の完成車や、中古車販売店などのカープールだといいます。

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プラットフォームは青い床の部分まで伸長可能。耐荷重は2.6トン(乗りものニュース編集部撮影)

「カープールは10数名で運営しているところもあるうえ、ドライバーは高齢化しています。(これから商品になるクルマなので)窓を開けたりエアコンを使ったりできず、夏場などは非常に過酷な環境なのです」

 福島さんは無人化のメリットをこう話します。今年12月からは、沖縄県が所有する港湾の中古車カープール(車両一時保管ヤード)で実証実験を行うそうです。

 ちなみに、将来的な展開として「立体駐車場とのコラボもありうる」とのこと。

 たとえば、機械式駐車場内への車両の自動搬入に使えば、駐車場のゲート前で全員がクルマから降りることができ、安全性が向上するといいます。自走式の立体駐車場でも、車両用エレベーターと併用すれば、スロープを無くして土地を有効活用することも考えられるそうです。

【え…!】これが「車両搬送ロボット」です(写真で見る)

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