「日本一デカいアウトレット」さらに進化中! 将来は「未来の乗り物」のハブに? 歴史的な瞬間が公開

店舗面積が日本最大のアウトレットである御殿場プレミアム・アウトレットで、未来の乗り物の実用化に向けた動きが着々と進んでいます。

国内の商業施設で初めて空飛ぶクルマが飛行

 10月30日に実施されたデモフライト当日は、一般来場者を対象とした見学会も同時開催され、多くの人が空飛ぶクルマが飛行する瞬間を見守りました。国内の商業施設で空飛ぶクルマの実機が飛行するのは今回が初。実用化に向けた大きな一歩となりました。

 デモフライトでは、ホバリングのほか、あらかじめ設定されたバーティポート周辺のルートを飛び、最大で40mほどの高さまで上昇しました。機体に電源が入ると、航空機と同じく進行方向の右側に緑、左翼に赤のライトが点灯します。ヘリコプターは意外にも垂直離着陸が苦手で、一般的には斜めに離着陸するのに対し、空飛ぶクルマは垂直に離着陸するのが決定的に異なります。

 現地で挨拶した三菱地所・サイモンの山岸正紀 社長は「空飛ぶクルマは100年に1度といわれる技術革新。渋滞解消などの課題解決や、プレミアム・アウトレットにおける新たな非日常体験の提供、新たなまちづくりに上手く活用し、普及の促進に貢献していきたい」と力を込めました。

 三菱地所は今後、空飛ぶクルマの型式証明取得後の2028年以降に、ネットワークなどの具体的な検討を行う予定。御殿場プレミアム・アウトレットでは、周辺エリアとの間を結ぶ運行サービスや、遊覧のハブ機能となることを目指すとしています。

 ちなみに、富士山が近い御殿場プレミアム・アウトレットのヘリコプターによる遊覧飛行の利用は好調で「訪日外国人の利用も多い」(三菱地所・サイモンの担当者)とのこと。近い将来、空飛ぶクルマを活用したプレミアム遊覧も実現するかもしれません。

【写真】これが御殿場プレミアム・アウトレットで飛行した「未来の乗り物」です

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