「ひたすら対面通行」の高速がついに一部4車線化&最高速度100キロに!「道東道」4車線開通日が決定
NEXCO東日本北海道支社は2025年9月5日、4車線化を進めている道東道のトマムIC-十勝清水IC間のうち、一部区間が11月中に4車線で運用開始できる見通しだと発表しました。
新規4車線化の場所以外も「最高速度アップ」
NEXCO東日本北海道支社は2025年10月31日、4車線化を進めている道東道のトマムIC-十勝清水IC間のうち、一部区間を11月7日5時から4車線運用にすると発表しました。
4車線化されるのは十勝清水IC寄りの約4kmです。暫定2車線で運用している本線に並行して、もう2車線分を新設しており、この区間はすでに新設部を一部活用して上下線を分離した片側1車線運用に切り替わっています。
当該区間は4車線化に伴い、最高速度が70km/hから100km/hに引き上げられます。道東道はところどころ4車線となる箇所がありますが、こうした箇所は今回の4車線化区間以外も、これを機に最高速度が80km/hから100km/hになるということです。
現時点で道央道(千歳恵庭JCT)から釧路別保ICまで約276kmがつながっている道東道は、有料・無料区間ともに、その多くが暫定2車線です。全国高速道路建設協議会によると、206kmのうち159kmが対面通行の状態だといいます(2025年7月時点、以下同)
国は2019年、事故防止などを目的として、千歳恵庭JCT―十勝清水IC間およそ124kmについて、10―15年のうちに4車線化する優先整備区間に位置づけました。2025年現在は、追分町IC-夕張IC間(約4km)、占冠IC-トマムIC間(約20km)、トマムIC-十勝清水IC間(約16km)の3区間で事業が進められています。
暫定2車線はコスト縮減策の一環として取り入れられてきた手法ですが、片側1車線では事故や点検補修の際に通行止めが必要となり、メンテナンス上も課題が大きいとされています。NEXCO3社と本四高速が管轄する高速道路のうち暫定2車線の対面通行区間は1832kmに及びますが、うち現時点で4車線化事業が進められているのは438kmだそうです。





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