西武「直通運転やります」構想に熱望の声多数!? “失われた直通”の復活望む声も 「乗り換えが負担」

乗りものニュースでは読者アンケートを実施。「今後、直通運転をしてほしい路線」として西武鉄道が発表した構想に関する意見が挙がりました。

実現すれば都心まで“三重化”

「乗りものニュース」では、2025年10月8日(水)から10月15日(水)にかけて、読者アンケートを実施。便利だと思う鉄道の「直通運転(乗り入れ)」に関する意見を募集しました。

 その中で「今後、直通運転をしてほしい路線」として挙がったのが、西武新宿線と東京メトロ東西線、西武池袋線とJR武蔵野線など、すでに構想が発表されている組み合わせです。

 西武鉄道は2025年に入り、新宿線と東西線との直通運転構想を本格的に検討していることを明らかにしました。この構想自体は以前から存在しており、株主総会などでもたびたび要望が寄せられてきました。

「西武新宿線が地下鉄と乗り入れしていないため」(50代・男性・首都圏在住)

「都心へのアクセスがぐっと上がるから。また、乗り換え無しで大手町まで行けるようになる」(10代・男性・首都圏在住)

「東京の大手町や、千葉から川越方面に行きやすくなる」(30代・男性)

 高田馬場駅ではJR山手線・東京メトロ東西線への乗り換えが可能ですが、いずれも上下階の移動が必要なほか、ホームなどが混雑しがちです。東西線のホームはさらに地下のため、利用客からは「乗り換えが負担」との声も多く聞かれます。

 東京メトロ東西線は現在、JR中央・総武線や東葉高速線と直通運転を行っていますが、西武鉄道は「乗りものニュース」の取材に対し、「西武新宿線の抜本的な利便性向上には、東西線との直通が重要」との認識を示しています。東西線との連絡線整備には莫大な投資が必要となりますが、もし西武新宿線との直通が実現すれば、「中野から先の中央・総武線各駅停車に対抗できる」(30代・男性)との声も上がっています。

消えた「新宿線直通」に復活を望む声

 また、西武新宿線では西武国分寺線との直通運転の“復活”を望む意見も寄せられました。

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西武新宿線(画像:写真AC)

 両線はもともと1894年に「川越鉄道」として開業した区間で、西武鉄道の中でも最も古い歴史を持ちます。2019年3月のダイヤ改正までは、日中時間帯に片道毎時1本の直通列車が運転されていましたが、東村山駅付近の連続立体交差事業に伴い廃止されました。

 現在進行中の東村山駅高架化工事が完成すれば、この2路線の直通が再び容易になる可能性があります。これまで株主総会でも同様の意見が出されており、西武鉄道は「今後の検討課題として取り組む」との見解を示しています。

【いつ実現?】これが西武鉄道の「直通運転構想」に期待する声です(画像)

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コメント

2件のコメント

  1. 国分寺線は乗り換えは手間ではありますが、日中は10分おきに走っているのであれはあれで便利

  2. 受け入れるメトロ東西線にキャパがないと思うけどな。