衝撃!「旅客機の地上走行遅すぎるから立ち歩いても…」→実は超危険! “万が一の事態”をJALがガチで再現した結果
旅客機の駐機場~滑走路間において誘導路を走る「タキシング」は、傍目から見るととてもゆっくりに見えますが、この間もシートベルトサインが点灯しています。もしこのルールを破り、そのなかで万が一にも不測の事態が発生した場合、機内ではどのようなことが起こり得るのでしょうか。
タキシング中に急ブレーキをかけると…?
旅客機は、駐機場から滑走路のあいだを誘導路上で移動する「タキシング(taxiing)」によって進みます。この移動速度は離陸滑走などと比べるとはるかに低速ですが、この間もシートベルトサインは点灯しており、乗客は立ち歩くことができません。もしこのルールを破り、その最中に万が一の不測の事態が発生した場合、機内ではどのようなことが起こり得るのでしょうか。
2025年11月1日、JAL(日本航空)の旅客機「ボーイング767」が就航40周年を迎えたことを記念し、成田空港発着のチャーターフライトが実施されました。このフライトはコアな航空ファンに向けたもので、コックピットには操縦担当に加え、解説担当のパイロットも同乗。操縦席でどのような操作が行われているかをリアルタイムで解説しながら、急角度での離陸上昇や、着陸後の急減速など、通常の旅客便ではまず体験できない内容が随所に組み込まれました。
そしてこのフライトでは、離陸前のタキシング中に、解説担当のパイロットが「今から急ブレーキをかけます」と宣言。その数秒後、機体はドン、と急ブレーキをかけます。多くの乗客はそのG(重力加速度)に耐えられず体を前方に投げ出され、シートベルトを着用していなければ間違いなく前席に体を打ち付けてしまうほどの衝撃。「おおっ!」という悲鳴にも歓声にも近い声が機内に上がりました。
客室の窓や展望デッキから見るタキシングはゆっくりと動いているように見えますが、その状態から急停止すると、実際にはかなりの衝撃になります。解説担当のパイロットは「私たちもちょっとびっくりしました」と笑いながら、「このようにブレーキがかかることもありますので、タキシング中は絶対に席を立たないようにお願いします」と注意を呼びかけました。





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