カープとマツダ、他人のふりのナゼ 両者をつなぐ特別な「赤」とは

プロ野球の広島東洋カープは「市民球団」として発足し、いまなおそのイメージを保っていますが、昨今、球団のホームグラウンドやチームカラーなどに、マツダの存在が見え隠れしています。両者の関係やあの「赤」について、当事者に話を聞きました。

コンセプトカーの特別な「赤」を量販車に…?

 ちなみに「ソウルレッドプレミアムメタリック」ですが、クルマに使用されている塗料と、ヘルメットに使用されている塗料は、実は別のものだといいます。

 まずクルマの「ソウルレッドプレミアムメタリック」。これはもともと2011(平成23)年の「東京モーターショー」に出展された、コンセプトカー「マツダ 雄(TAKERI)」に使われていたものです。マツダの広報担当によれば、「圧倒的な存在感を表現する『強烈な鮮やかさ』と『深みのある陰影感』を両立した全く新しい『赤』。『色も造形の一部』と捉え、魂動デザインの躍動的な立体造形を際立たせる色として、作りだされたもの」とか。

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2011年の「東京モーターショー」に出展された、コンセプトカー「マツダ 雄(TAKERI)」(画像出典:マツダ)。

 この「ソウルレッドプレミアムメタリック」を量産車に適応するには、「気が遠くなるようなエンジニアの試行錯誤があった」といいます。

「通常、モーターショーなどで展示されるコンセプトカーは、職人が何層も塗り重ねる漆のような塗り方で仕上げるのですが、美しさを追求するあまり耐久性や実用性は考慮されていません。そんな繊細な色を、安定的に1か月何千台というペースで塗り上げ、あらゆる環境下でその発色を保ち続けるために、塗装の成分や組成にまで踏み込み、塗料メーカー、生産技術、技術研究所、ボディ設計そしてデザインが一丸となって取り組むことで、コンセプトカーの色といってもおかしくない色を生み出すことができたのです」(マツダ 広報担当)

 そして2013年より、「ソウルレッドプレミアムメタリック」はついにカープのヘルメットに採用されました。

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コメント

5件のコメント

  1. まとめると、

    自動車会社のマツダはプロ野球球団のカープの筆頭株主ではなく、

    議決権の過半数を支配している筆頭株主は別人だ

    ということ?

  2. 長い割に物足りなさが残る記事ですね

  3. フェラーリの赤とアルファロメオの赤は違うとか、現フェラーリF1の赤はマルボロの赤だとか、そもそも赤はイタリアの色でフェラーリ社の色は黄だとか。

  4. マツダは球団の35パーセント前後の株を握る筆頭株主ではあるけど、話がややこしくなるがマツダの経営難でフォードに身売りした際に松田一族がマツダの経営に関わられなくなったのと同時に現在ではマツダの株を所有してなかったはず。

    そこで松田一族には球団だけが残り、マツダと松田一族の関係が一切なくなった今、球団の過半数以上の株を一族の面々で握る松田一族が実質の筆頭株主となり、マツダは一スポンサーという立場になってる。カープの市民球団たる由縁は、東洋工業が関わる前の話で、現在も一応は市民球団名乗ってるけど実質松田一族が牛耳る個人所有球団。

  5. 赤ヘルの起源に触れないのは片手落ちと言わざるを得ない