異例の「ローカル線延伸」計画が一歩前進! 来年度から詳細設計や地質調査に着手

ひたちなか海浜鉄道は、鉄道事業再構築実施計画を策定し、国へ認定申請を行ったと発表しました。

 ひたちなか海浜鉄道は、鉄道事業再構築実施計画を策定し、10月31日に国へ認定申請を行ったと発表。延伸事業に関しては、来年度から詳細設計や地質調査などに着手する方針を明らかにしました。

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ひたちなか海浜鉄道の車両(画像:写真AC)

 ひたちなか海浜鉄道湊線は、JR常磐線の勝田駅(茨城県ひたちなか市)と沿岸部の阿字ヶ浦駅(同)を結ぶ路線です。沿線には「那珂湊おさかな市場」があるほか、終点の阿字ヶ浦駅からやや離れた場所に、コキアやネモフィラが咲き乱れることで有名な「国営ひたち海浜公園」もあります。

 延伸事業は、阿字ヶ浦駅から新駅1(ひたち海浜公園南口ゲート付近)までの第1工区、そこから新駅2(ひたち海浜公園西口ゲート付近)までの第2工区に分け、段階的に進む見込みです。

 鉄道事業再構築実施計画では、事業構造を「みなし上下分離方式」に変更することが盛り込まれました。「みなし上下分離方式」とは、鉄道会社が施設を所有したまま、維持管理に必要な経費を自治体が負担する方式です。

 今後は利便性向上施策として、延伸事業のほか、キャッシュレス券売機の導入、トイレ洋式化なども推進するとしています。

【画像】これがひたちなか海浜鉄道「延伸ルート」と新駅の位置です

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