埼玉の「6車線びっしり渋滞」ホントに変わる? 首都高を北へ延伸する「新大宮上尾道路」 できたら“どこから乗れる”のか?

首都高の最北路線であるS5埼玉大宮線を、さらに北へ延伸する「新大宮上尾道路」の事業が進んでいます。2025年現在、どこまで進んでいるのでしょうか。

スーパー渋滞地帯へ早く高架を!「新大宮上尾道路」

 首都高の最北路線であるS5埼玉大宮線を、さらに北へ延伸する「新大宮上尾道路」の事業が進んでいます。2025年現在、どこまで進んでいるのでしょうか。

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国道17号新大宮バイパス(東京方面)。左は建設中の与野入口ランプ。すでに橋桁は架かっている(乗りものニュース編集部撮影)。

「新大宮上尾道路」は、さいたま市内の与野JCTから、上尾市内の「上尾南」までの8.0km。国道17号「新大宮バイパス」「上尾道路」の中央部に自動車専用の高架部を設ける事業です。

 東京から続く新大宮バイパスの中央に設けられている高架が途切れる与野JCT以北は、高架の交通がなだれ込むうえ、市街地区間で信号が連続。1日最大約6万5000台の交通を受ける円阿弥(さいたま市中央区)、三橋(同大宮区)といった地区は、片側3車線がびっしり埋まることもある埼玉県内でも有数の渋滞スポットとなっています。

 新大宮上尾道路は2016年度に事業化しましたが、まだ本線の高架橋工事には至っていません。目立って進んでいるのが、「与野出入口の付け替え工事」と、「宮前ICの橋脚工事」です。

 現在、S5埼玉大宮線の与野出入口は、高架からそのまま地上道路の中央部とをつなぐ形となっていますが、このランプを道路の外側に付け替えます。本線高架部の延伸を可能にするための準備工事の一つです。

 上り線の新しい与野入口はループ状のランプとして新設されます。こちらは2024年度までに橋桁の架設が完了しており、今年度に料金所工事まで行われます。

 宮前ICは新大宮バイパス・上尾道路(国道17号)と国道16号が交わる一般道のインターチェンジです。その上にさらに高架の新大宮上尾道路を建設すべく、一部の橋脚がすでに姿を現わしています。

 このほか、地上道路の拡幅に必要な用地確保も着々と進められており、2025年10月には三橋地区の橋梁下部工事も国から発注されています。これから新大宮バイパス上の構造物工事も本格化すると見られます。

【どこまでできたの…?】これが「新大宮上尾道路」です!(地図/写真)

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