これができれば「無料/信号ナシ/4車線」が45km!? 「最後のボトルネック」トンネル工事に着手 金沢の環状道路
国土交通省 金沢河川国道事務所が金沢東部環状道路の「森本トンネル」掘削工事に着手しました21世紀に開通した金沢および近郊に通じる幹線道路の“最後のボトルネック”を解消します。
金沢の「山側環状」最後のボトルネックに挑む
国土交通省 金沢河川国道事務所が2025年11月より、金沢東部環状道路の「森本トンネル」掘削工事に着手。4日に安全祈願祭も執り行われ、準備が整ったとしています。21世紀に開通した金沢および近郊に通じる幹線道路の“最後のボトルネック”を解消します。
金沢には市街の外縁部を1周する計画の幹線道路があります。国道8号を境に「山側幹線(山側環状)」「海側幹線(海側環状)」に分けられ、山側環状は2006(平成18)年に全線開通しています。そのうち、国土交通省が信号のない立体道路として整備した9.4kmが「金沢東部環状道路」の区間です。暫定2車線で開通したため、4車線化が進められてきました。
このうち、最後の暫定2車線区間として残るのが、月浦町(北陸道 金沢森本IC)―梅田町間の2.1kmです。この区間は既存トンネルに並行してもう1本の「森本トンネル」をつくって4車線化します。
ここが開通し、金沢東部環状道路の全線が4車線化されると、金沢市街(鈴見IC付近)から山側環状、国道8号「津幡バイパス」を介して「のと里山海道」(旧能登有料道路)の柳田IC(羽咋市)まで、約45kmにわたる信号のない立体道路が全線4車線化されます。のと里山海道の4車線区間はさらに延伸工事が進んでいます。
他方、山側環状の福井方面は、白山市から「加賀産業開発道路」へとつながっており、小松市の国道8号「小松バイパス」まで、市街地を通る国道8号の山側を迂回するバイパスとして機能しています。





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