韓国に「東京駅に激似の駅舎」が実在!? その正体は… なぜここまで似ちゃったのか その背景とは
韓国の首都の鉄道玄関口となる「ソウル駅」。この旧駅舎は、実は東京駅によく似たデザインをしていることが知られています。どういった背景があるのでしょうか。
なぜここまで似ちゃったのか?
そのような京城駅ですが、東京駅とデザインが類似している理由については諸説あります。
この駅をデザインしたとされる建築家の塚本 靖は、東京駅をデザインした辰野金吾から東京帝国大学で建築を学んだ弟子であり、その建築思想には師弟的な繋がりがありました。
また、東京駅が欧州の駅舎(オランダのアムステルダム駅という説がある)をモチーフにしたように、ソウル旧駅舎もスイスのルツェルン駅(諸説あり)がモチーフとなっています。もともと日本の近代建築は欧米の建築が下地となり、そこから和洋折衷で発展し、そこから東京駅のような「帝冠様式」のデザインが生まれていったという流れがあります。つまり、個別のデザインというよりも、1900年代前半の日本の近代建築の全体的なムーブメントが、東京駅と京城駅が似ている一番の理由だといえるでしょう。
京城駅は日本の敗戦後の1947年に名称をソウル駅に改名しましたが、その建設経緯から日本統治時代の象徴と認識もあり、その存続も危ぶまれることもあったようです。しかし、韓国にとっても歴史的に重要な存在であることから、1981年に大韓民国の史跡に認定。その時の認定番号が284号であり、それが現在の名称の「文化駅ソウル284」の由来となっています。
現在の「文化駅ソウル284」は、1階部分はアート作品や催物の会場として利用され、2階部分は、展示コーナーとして古い建物の構造材や図面・装飾品が展示され、この旧駅舎の歴史を学ぶことができます(解説パネルはハングル語と英語で表記)。
Writer: 布留川 司(ルポライター・カメラマン)
雑誌編集者を経て現在はフリーのライター・カメラマンとして活躍。最近のおもな活動は国内外の軍事関係で、海外軍事系イベントや国内の自衛隊を精力的に取材。雑誌への記事寄稿やDVDでドキュメンタリー映像作品を発表している。 公式:https://twitter.com/wolfwork_info





東京駅は、オランダの「アムステルダム中央駅」の「パクリ」。
オランダ人が東京駅に来たらびっくりする。
写真の韓国の駅より、パクリ元のオランダの駅の方が、東京駅にそっくり。