東京メトロ「新駅予定地」はどんな場所? 利便性“爆上がり”は確実 運河に囲まれた現場を歩く
豊洲駅と住吉駅を結ぶ東京メトロ有楽町線の延長区間、通称「豊住線」の建設工事が少しずつ進んでいます。途中には枝川駅(仮称)が計画されていますが、周辺はどのような場所なのでしょうか。
運河に囲まれた鉄道空白地帯に新駅
豊洲駅と住吉駅を結ぶ予定の東京メトロ有楽町線の延伸区間、通称「豊住線」。2030年代半ばの開業を目指し、少しずつですが工事が進められています。
この豊住線、これまで鉄道駅のなかった空白地帯に新駅が2つ開業することから、地域の期待を集めています。このうち江東区の枝川二丁目に建設予定の枝川駅(仮称)周辺はどのような環境なのでしょうか。
枝川駅の予定地は、枝川橋東から首都高速9号深川線下の交差点付近までとされています。この辺りは有楽町線の豊洲駅、JR京葉線の潮見駅からはいずれも徒歩15分ほど、東京メトロ東西線の木場駅からは20分ほどかかります。塩浜や枝川地区からの鉄道利用には(もちろん場所にもよりますが)それなりの時間を要し、運河が多いという江東区の特徴もあり橋を渡らなければなりません。
豊洲も潮見も古くは工場地域でしたが、豊洲は再開発により姿を一新し、潮見駅も利用客が増加傾向にあります。同駅は京葉線(東京・蘇我方面)の列車だけでなく武蔵野線の直通電車も停車します。
一方、豊洲と潮見に挟まれた埋立地の枝川地区は今も鉄道の気配はありません。筆者(和田 稔:ライター、カメラマン)は学生時代に十数年江東区で過ごしましたが、枝川地区は都心方面への距離自体は近いにもかかわらず鉄道が遠い、というのは変わらない印象です。
このエリアに新たな駅と豊洲経由の新ルートが開業するのは、やはり利便性が大きく変わると期待させてくれます。





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