政府が推奨!? スクーターを真っ二つにした「トンデモ魔改造」に補助金も バイク王国台湾では“ポピュラーな車両”って!?

世界有数のバイク王国・台湾で見かける、ボディを半分に切断し前後をズラして配置したスクーター。この魔改造とも言えるカスタムの正体は、いったい何なのでしょうか。

なんと台湾政府も“改造”をサポート!

 まさしくスクーター王国・台湾ならではのホスピタリティ溢れるカスタムですが、スクーター本体の価格を除いた改造費用は、おおむね6万〜8万元(日本円で約30万〜40万円)となっています。

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後部から見たブッタ切りスクーター(松田義人撮影)

 さらに、このカスタムは台湾政府からも推奨されていて、一定条件をクリアした申請者に対しては、改造費用のうち4万元(日本円で約20万円)の補助金が出されることもあるそう。また、台湾の路上には、このカスタムスクーターのサイズに合わせたパーキングスペースも設けられています。

 一連の政府をあげての取り組みは、身体的弱者への配慮意識が高く、「良くなることなら、どんどんルールを変える」という、台湾人の柔軟な気質を象徴する一例といえます。

 台湾ではこのカスタムスクーターのユーザーでなくても、松葉杖を持った人がスクーターにまたがり颯爽と移動する様子が見られます。また、足腰が弱くなり杖を使っているお年寄りも、これまたスクーターに乗ってスイスイ移動していることが少なくありません。

 台湾人にとってのバイクやスクーターは、生活の足以上の「人の生活を支える存在」になっているように、筆者は感じます。

【写真で見る】これが台湾政府も「全力支援」のカスタムスクーターです

Writer:

1971年、東京都生まれ。編集プロダクション・deco代表。バイク、クルマ、ガジェット、保護犬猫、グルメなど幅広いジャンルで複数のWEBメディアに寄稿中。また、台湾に関する著書、連載複数あり。好きな乗りものはスタイリッシュ系よりも、どこかちょっと足りないような、おもちゃのようなチープ感のあるもの。

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