きょう東海道・山陽新幹線の「頭脳」大阪に 年に一度、その背景は

年に1日でも、電源は常時「ON」

 年に1日しか使われない、大阪の「東海道・山陽新幹線第2総合指令所」。それが設けられた理由は、東京にある「新幹線総合指令所」のバックアップです。万が一、地震などで東京の指令所が使えなくなった場合でも新幹線の運行を確保するため、1999(平成11)年から大阪でも指令所の運用が開始されました。そのきっかけは、1995(平成7)年に発生した阪神・淡路大震災で危機管理の重要性を改めて認識したことといいます。

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「輸送(列車)指令」「輸送(旅客)指令」「電力指令」といった「指令」が、指令所で新幹線の運行を制御する(2016年12月3日、恵 知仁撮影)。

 この大阪の指令所は「有事の備え」であるため、普段、ここから列車の制御は行われません。しかし年に1日だけ始発から最終まで、そこからの列車制御が実施されており、2016年はきょう12月3日(土)がその日。台風の影響を受けた2004(平成16)年を除いて行われ、今年で17回目になります。

 ただ大阪の指令所は「有事の備え」であるため、何事もなくとも常に電源が入った「待機状態」になっているほか、訓練にも使用されるとのこと。また、“本来の目的”で大阪の指令所が使われたことは、これまでないそうです。

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