「保険も複数に加入しています」 線路も道路も走れる特殊マイクロバスの「東京出張」どう実現? お値段1.2億円「DMV」旅行の一部始終
徳島県と高知県で、線路を走るマイクロバス「DMV」を運行している阿佐海岸鉄道。そのDMVがイベントで東京にやって来ました。道路を走れるとはいえ、特殊車両。どのような方法で運んできたのでしょうか。
複数の保険に入って東京に来たDMV
阿佐海岸鉄道の「デュアル・モード・ビークル」ことDMVが、2025年10月11日・12日開催の「第32回鉄道フェスティバル」に合わせ、四国から東京にやって来ました。
DMVは、マイクロバスがモードチェンジして鉄道の線路も走れるという特殊な鉄道車両のこと。国内ではここだけで、世界的にも非常に珍しい車両です。
2024年から鉄道フェスティバルの目玉として、東京に来るようになったDMVですが、徳島県南部から東京まで輸送する中で、特殊車両としての配慮や苦労はあったのでしょうか。阿佐海岸鉄道代表取締役専務の大谷尚義さんに話を聞きました。
──そもそも、どういった経緯でDMVを東京に展示したのですか?
鉄道フェスティバルの主催者から、イベントの目玉として東京で展示しないかという話をいただきました。特殊な車両ですから、社内で慎重に協議した上でオーシャン東九フェリーさん(東京~徳島~新門司間でフェリーを運航)と協議して、東京に輸送することが最善と判断しました。
──イベントでの反応はいかがでしたか?
雨天だった2025年でも、見学者がひっきりなしに来てくださり、関心を持っていただけることにありがたさを感じました。晴天の2024年はものすごい人出でしたね。
──東京駅での展示も含めて、鉄道の線路での運行モードにチェンジされていましたが、線路がなくても問題なくチェンジできるのですか?
そこは特に問題なくチェンジできます。展示時に線路の実感は必要と考え、車両の下にシートを敷いて線路を再現しました。
──1両1億2000万円の車両ですが、輸送の際に不安などはなかったのですか?
それはあります。弊社から徳島港までの移動も、細心の注意を払って安全運転を心掛けました。保険も複数に加入しています。フェリーに載せた後は、通常のマイクロバスと同じ扱いですね。





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