東京唯一の「鉄道ない市」ついに解消! 都がモノレール延伸事業に着手 新駅が7駅もできる
東京都建設局は、多摩都市モノレール延伸事業(上北台~箱根ケ崎)について、国土交通省から都市計画事業の認可を取得し、着手すると発表しました。
JR箱根ケ崎駅から多摩センター駅までが1本で繋がる
東京都建設局は2025年11月27日、多摩都市モノレール延伸事業(上北台~箱根ケ崎)について、国土交通省から都市計画事業の認可を取得し、着手すると発表しました。事業期間は2025年度から2034年度までです。
延伸区間は、現在の終点・上北台駅がある東大和市から武蔵村山市を経由し、箱根ケ崎駅が位置する瑞穂町に至る延長約7kmの区間。箱根ケ崎ではJR八高線と接続します。
大部分は新青梅街道沿いに建設され、7つの新駅が設けられます。うち1つは東大和市と武蔵村山市の境界、4つは武蔵村山市内、残り2つは瑞穂町内に所在。武蔵村山市は東京で唯一「鉄道のない市」ですが、延伸で大きく利便性が向上します。
建設費は総額1290億円が見込まれており、支柱や桁、駅舎などの「インフラ部」に約904億円、車両や券売機など運行に必要な「インフラ外部」に約358億円を要します。建設にあたり、「インフラ部」を東京都が、「インフラ外部」を多摩都市モノレールが担います。
完成後は、JR箱根ケ崎駅から多摩センター駅までが1本で繋がり、多摩エリアの公共交通ネットワークが強化される見通しです。



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