「銭形警部」の新たな上司!? インターポールで“日本人女性”が委員に決定! アジア初の快挙だ

インターポールは第93回総会にて、新たな執行委員に警察庁の小笠原和美審議官を選出しました。執行委員への当選は、アジア人女性では初めてです。

アジア人女性初の快挙!

 2025年11月27日、国際刑事警察機構(ICPO、通称:インターポール)は第93回総会にて、新たな執行委員の一人に警察庁の小笠原和美審議官を選出しました。執行委員にアジア人女性が選ばれたのは、彼女が初です。

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国会議事堂の前に停まる警視庁のパトカー(画像:PIXTA)

 インターポールの総会は、同組織の最高意思決定機関として年1回のペースで開催されており、今年2025年は北アフリカのモロッコにて、11月24日から27日にかけて開催されました。総会では最終日となる27日に、現職者の任期満了に伴い、執行委員会の新委員を決める投票が行われ、小笠原氏がアジア代表委員として初当選を果たしました。なお、任期は3年間の予定です。

 小笠原氏は1971年生まれで、1994年に警視庁へ入庁後、警視庁総務部広報課長(女性初)や群馬県警本部長(同)などを歴任しています。

 インターポールは、フランスのリヨンに本部を置く国際的な刑事警察機関で、2025年時点では計196の国と地域が加盟しています。国際犯罪の防止を目指し、主に犯罪捜査や犯人逮捕に関する各国・地域の警察の連携や、情報共有などをサポートしています。

 ちなみに、日本においてはアニメ『ルパン三世』シリーズの登場人物で、“銭形のとっつぁん”こと銭形幸一警部が、インターポール所属の警察官であることが有名です。しかし、現実のインターポールはあくまで国際レベルでの連絡・協議組織という性格が強く、同作のなかで描かれるような、直接的な捜査活動は行っていません。

【“とっつぁん”の新しい上司!?】アジア初の「女性のICPO委員」です(写真で見る)

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