スゴすぎる!? 2000人住める「トヨタが作った街」に潜入! レッカーつきカーシェア 常に青の信号!? 始まりは「従業員の直談判」

ついに施設の一部がオープンした静岡県裾野市のトヨタ・ウーブンシティ。トヨタが「スマートシティ」ではなく「モビリティのテストコース」と呼ぶ理由と、現地で見た未来のモビリティについてレポートします。

歩行者は常に「青」の信号?

 続いて、ウェルカムセンターから徒歩で外に出ます。目の前の道路には横断歩道と信号機があり、定期的に運行している自動運転バスの「e-Palette」や、ほかのパーソナルモビリティなどが走っています。しかし不思議なことに、ここではモビリティ側の信号が常に「赤」で、逆に横断歩道の歩行者用信号は常に「青」なのです。

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リーンしながらカーブを曲がる座席付き電動モビリティ「スウェイク」(まるも亜希子撮影)

 この信号は、実は新しいシステムの実証実験中。モビリティと信号は通信で連携しており、モビリティ側が信号機へ接近すると、その時だけ青に変わるため、赤信号での停車が発生しないようになっているのです。

 ウーブンシティ内にはこのように、センサーやカメラなどが内蔵されている「多機能ポール」がいくつも設置されており、今後、新しいインフラをテストする際は、設定を柔軟に変えながら実証を行っていくことが想定されています。

 また、信号機はモビリティから情報を受信するだけでなく、カメラで車両の接近を認識して、信号を変えることもできます。この機能の実験車両のひとつが、1人乗りパーソナルモビリティの「スウェイク」です。

 スウェイクはLUUPなどと同じ、最高20km/hの特定小型原付に属する乗りもの。16歳以上なら免許なしで乗ることができる、前1輪+後2輪の3輪モビリティです。現在ウーブンシティ内では10台程度が運用中で、服装を気にせず、立ち乗りでパッと乗ることができます。後輪が2つある3輪としたことや、背もたれを設けたことにより、安定した姿勢で乗れるのもポイントです。

 また、3輪にしたのは安定性向上のためだけでなく、モビリティを操る楽しさを感じてもらいたかったからとのこと。カーブなどで車体をリーン(傾けること)しながら操れるように設計されており、デモランでは慣れている人がカーブで大きくリーンさせながら、しなやかにスウェイクを走らせている姿が楽しそうでした。

【まるで未来の街?】これがトヨタの新「テストコース」です(写真で見る)

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