護衛艦は“24時間制”じゃない!? 乗員の体内時計が狂う理由とは?「3段ベッドの一番上が快適とは限りません」

航行中の自衛艦は前後左右、上下に揺られます。加えて、交代で当直に付かねばならないため、その洋上生活は、快適に過ごすための工夫が鍵になってきます。

(当直3時間+非番6時間)×3=27時間!?

 ひとたび出港すれば、数日から数か月は海の上で過ごさなければならない自衛艦乗り。その洋上生活は、快適に過ごすための工夫が鍵になってきます。

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護衛艦「とね」(左手前)と「によど」(右奥)の訓練の様子(画像:海上自衛隊)。

 出港中の海上自衛官は、配置先にもよりますが基本的には3交代制で、「ワッチ」という哨戒業務を組んでいます。例外はあるものの、3時間ワッチして6時間は非番、これを3交代で行うので、徐々に当番する時間がずれていき、昼間にワッチすることもあれば深夜にワッチすることもあるという不規則な生活スタイルになります。

 海上自衛官で夫のやこさんに話を聞くと、出港中は訓練がたくさんあるので、6時間非番になることは、そうそうないとのこと。訓練がなければ、その間に運動するなど余暇時間として使えますが、実情としては出港中の睡眠時間は3~4時間とかなりハードモード。となると、睡眠環境を整えるのはかなり大切で、短時間で効率よく休めるように各々工夫をするそうです。

 船のベッドというと客船みたいな個室を想像するかもしれませんが、隊員が眠るのは2段ベッドです。ちなみに、だいぶ少なくなったものの、古い艦になると3段ベッドもまだ残っています。下段は上の人が使うことが多いそう。理由はシンプルで、出入りがしやすく便利だから。仕事から休息に入るまでの最短を詰めていきます。

 常にギリギリを攻めている……。さすが自衛官です。

【あわせてマンガも読む】護衛艦のカプセル型居住区のイメージです

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