「埼玉の新しい大幹線」がついに東京へ延びる! 「新東京所沢線」道路形態あきらかに「最終の仕上げをしています」

東京の埼玉県境近くで「新東京所沢線」が2025年度末に開通する予定です。

「新東京所沢線」まもなく開通へ

 東京都北多摩北部建設事務所がこのほど、清瀬市で整備中の都市計画道路「東村山3・4・15の2 新東京所沢線」について、開通に向けた道路形態の詳細を公表しました。2025年度末の交通開放を目指し、「最終の仕上げ工事を実施中」だとしています。

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清瀬橋から埼玉県側を望む。ここから東京側の新東京所沢線が開通する(乗りものニュース編集部撮影)

 新東京所沢線は、東京の九段下から、練馬区の関越道大泉ICまで通じる「目白通り」の延長部にあたります。将来的には都県境の清瀬橋から埼玉県内の「東京狭山線」に直通し、圏央道の狭山日高ICを経て、飯能市内の国道299号まで1本道でつながる計画です。

 しかし、1946年という戦後間もない時期の都市計画決定にもかかわらず、多摩地区の新東京所沢線は西東京市内の一部が開通するにとどまっています。都県境までの大きな空白区間が、ようやく変わりつつあります。

 開通するのは、清瀬橋から志木街道を経て新小金井街道までの約1.6km。これまで清瀬橋に通じていた小金井街道は線形が変更され、新東京所沢線が清瀬橋へ通じる「本線」になります。

 これにより、西武池袋線の清瀬駅前にある小金井街道の踏切の渋滞緩和などが期待されています。バイパスである新小金井街道は西武線をアンダーパスしており、そこから新東京所沢線で清瀬橋に行きやすくなるため、踏切を通る必要がなくなります。

 なお、埼玉側の東京狭山線は2010年代以降に幹線道路としての整備が進み、4車線で通じていますが、新東京所沢線の開通区間は2車線で、両脇に自転車専用通行帯(各2m幅)、歩道(各4m幅)を備えます。都県境で機能の方向性が大きく異なる形となりそうです。

【ほぼ出来てる!?】これが開通する「新東京所沢線」です!(地図/写真)

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