さいたま市の「新駅」実現なるか? 駅周辺の新たな整備イメージが明らかに 延伸区間の開業と同時に街びらきも

さいたま市は、埼玉高速鉄道線の岩槻延伸に向け、浦和美園~岩槻間に設ける中間駅周辺のまちづくり方針の改定案を明らかにしました。

延伸区間の開業時にまちびらきをする「先行整備エリア」も

 また、コロナ禍や都心部の地価高騰なども踏まえ、市は目指すべきまちの規模を定住人口約1万人、開発面積約120ha(新駅一体の土地区画整理事業)に拡大することをまちづくり方針の改定案に盛り込んでいます。

 まちづくり方針の改定案には、駅周辺に商業施設、子育て施設、福祉施設などを一体的な複合施設として積極的に誘致する方針が盛り込まれました。高架下空間なども活用して回遊性を高めるほか、目白大学の健康医療分野や周辺地区の農環境の特性を活かした企業誘致なども目指すとしています。

 また、鉄道延伸事業と土地区画整理事業を一体的に進めるため、両事業を同時期に整備着手することも想定。駅周辺の商業施設エリアや高層住宅エリアなど、延伸区間の開業時にまちびらきをする先行整備エリアを設定する方針です。また、人口約1万人の定着は、新駅開業から15年後を見込むとしています。

 市は今後、今年度中に目指す鉄道事業者への実施要請に先立ち、速達性向上事業に関する計画の素案も作成する予定です。

【画像】これが埼玉高速鉄道「新駅」周辺の開発イメージです

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