防衛省、公式Xで1分動画投稿!“中国とピリピリしている時期”に新たな防衛能力を解説 SNS反応は?

防衛省の公式Xは2025年12月10日、「1分でわかるスタンド・オフ防衛能力」と題した動画を投稿しました。

スタンド・オフ防衛能力を簡潔に解説

 防衛省の公式Xは2025年12月10日、「1分でわかるスタンド・オフ防衛能力」と題した動画を投稿しました。

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動画中にあるF-2のような機体がスタンド・オフミサイルを発射する瞬間(画像:防衛省)

 動画の内容は、「スタンド・オフ防衛能力って何?」「どうしてスタンド・オフ防衛能力が必要なの?」といった疑問に答えるものです。

 スタンド・オフ防衛能力については、「日本に上陸してくる艦艇や上陸部隊に対し、安全な距離から対処できる能力」と説明されています。必要な理由については、「各国の早期警戒能力や各種ミサイルの性能が著しく向上する中で、自衛隊員の安全を確保しつつ、東西南北3000kmに及ぶ日本の領域を守り抜くため」としています。

 スタンド・オフ防衛能力は、2018年12月の「中期防衛力整備計画(平成31年度〜平成35年度)について」で初めて、「航空機、艦艇、ミサイル等による攻撃に効果的に対処するためにスタンド・オフ防衛能力を強化する」と明記されました。

 現状、国産装備では、2025年から配備が始まる12式地対艦誘導弾能力向上型や島嶼防衛用高速滑空弾などが該当します。また、開発中の音速の5倍以上(マッハ5以上)の極超音速誘導弾もスタンド・オフ防衛能力を持つ装備です。これらの装備は、敵勢力が持つレーダーや対空・対艦ミサイルの射程外から攻撃が可能です。

 さらに、アメリカからの購入が進められている「トマホーク」巡航ミサイルも、このスタンド・オフ防衛能力を持つミサイルに該当します。

 なお、Xに投稿された動画には、「外交には裏付けのある防衛力が必要です。ごもっとも」「平和の外交のためにも防衛力強化は必要」といった反応が寄せられています。また、中国艦載機によるレーダー照射事件の直後だったということで、「このタイミングでこれをUPするとは…いいぞ、もっとやれ」といったコメントもみられました。

【画像】コンテナに積載して発射するタイプも輸送機からも仕様可能なスタンドオフ兵器

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