東海道新幹線、すべての定期「のぞみ」「ひかり」N700Aタイプに 消える開業以来のあるもの

2017年3月のダイヤ改正で、東海道新幹線「のぞみ」「ひかり」全定期列車が快適性や環境性能に優れたN700Aタイプの車両に。東海道新幹線開業時から定期「ひかり」にあったものも、消える見込みです。所要時間短縮も図られます。

定期「ひかり」から、開業当時よりあった「あるもの」が消滅

 東海道新幹線では現在、N700Aタイプの車両と、1999(平成11)年にデビューした700系車両が使用されています。今回のダイヤ改正のように走行の場を減らしている700系は、2019年度末までに全車両が東海道新幹線から引退する予定です。

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2019年度末までの東海道新幹線引退が予定されている700系。10、15、16号車が喫煙車になっている(恵 知仁撮影)。

 また700系は現時点の全新幹線で唯一、喫煙車がある車両。そのため2017年3月のダイヤ改正では、1964(昭和39)年の東海道新幹線開業当時から存在した定期「ひかり」の喫煙車が、同新幹線から姿を消すことになります(ただ臨時列車では喫煙車つき「ひかり」「のぞみ」運行の可能性あり)。ちなみに東海道新幹線に当初、禁煙車は存在しておらず、それが用意されたのは1976(昭和51)年8月のこと。「のぞみ」の誕生は1992(平成4)年です。

 なおN700Aタイプの車両に喫煙車はありませんが、喫煙ルームが備えられています。

 また2017年3月の東海道新幹線ダイヤ改正では所要時間の短縮も行われ、そのうち東京駅を日中時間帯の毎時30分に発車、また東京駅へ毎時13分に到着する「のぞみ」26本は、東京~新大阪間における所要時間が現在より3分短縮される予定です(東京~博多間の所要時間は6分程度短縮)。

【了】

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コメント

5件のコメント

  1. とうとうこの最悪の状況がやってきましたね。

    今までは禁煙車に座ってれば、隣に喫煙者が座ることは全くと言っていいほどなく安心だったのに、これからは喫煙者が隣に座る確率が格段に跳ね上がる。

    喫煙ルームから戻ってきた喫煙者の隣は耐え難いほどのタバコ臭で、全く禁煙車の意味がないことは、現在までで既に経験済み。

    これからは全席喫煙車とほぼ同じにおいにさらされる可能性があるわけで、においを気にしたくなければ、やはり飛行機を使用しろということでしょうかね?

    • なるほど。鼻が利かない私には思いもよらぬ感覚で目からウロコ。……ところで空路利用の際、その臭気はどのように消えるのか、を鉄路に応用する方法はないものか?

  2. プリズム様

    空路では喫煙できる場所が存在しないので、搭乗直後以外、喫煙者の方でも臭いをまとうことがないはずです。

    新幹線では喫煙コーナーがあるので、そこから戻られた方はそれなりの臭いが残っている。

    …ということだと思います。

  3. N700A(N700系1000番台)の導入で次々と700系を減らしていますね。N700A(N700系1000番台)の導入でのぞみはすべて完全にN700Aタイプになりました。ドクターイエローも完全に要らなくなるかもしれませんね。鉄道ファンの人はどう思いますか?

    皆さん、N700A(N700系1000番台)の今後に注目しています。

  4. N700A(N700系1000番台)は「のぞみ」と「ひかり」は定期の列車に使われていますね。N700A(N700系1000番台)の動向に注目したいです。皆さん、詳しいことはお願いします。N700A(N700系1000番台)の話題お願いします。JR東海はすべてN700A(N700系1000番台)タイプになりつつありますね。今後の動向に注目です。N700A(N700系1000番台)は新幹線の顔として人気です。JR東海の新幹線はこの車両です。調べて下さい。お願いします。