山陽新幹線で新ATC導入 東京~博多間の史上最短を更新、4時間46分に 乗り心地向上も

所要時間も短縮 歴代最短記録を更新

 デジタルタイプの新ATC導入で、新大阪~博多間の「のぞみ」「みずほ」は平均およそ1分、「こだま」は平均およそ15分、所要時間が短縮されます。

 また、2017年3月のダイヤ改正で東海道新幹線に直通する定期列車の「のぞみ」「ひかり」はすべてN700Aタイプの車両による運転となり、東京~博多間の所要時間は最大で7分短くなる予定です。

 東京~博多間の最短所要時間も更新されます。現在、最も所要時間が短い列車は博多18時58分発、東京23時45分着の「のぞみ64号」で、所要時間は4時間47分。これが1分、短縮されます。4時間47分というダイヤ改正前の時点で東京~博多間の所要時間が歴代最短の列車でしたが、それがさらに短くなった形です。

 ちなみに東京~博多間は、山陽新幹線が岡山駅から博多駅まで延伸した当時(1975年3月)、6時間56分を要していました(開業後しばらく、三原~博多間では路盤が安定するまで最高速度160km/hで運転)。それから約40年で最高速度は210km/hから300km/hになり、所要時間は2時間以上、およそ3割も短くなっています。

【了】

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コメント

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2件のコメント

  1. 現状維持ではなく進化をやめないのが素晴らしい。

  2. 山陽新幹線は東海道新幹線に比べて輸送量が小さいのだから、山形新幹線や秋田新幹線のような車両幅の狭い形式のものを走らせれば、すれ違い衝撃やトンネル突入衝撃が小さくなって、もっと速度アップできるような気がします。しろうと考えかもしれませんが?