「道の駅」での車中泊“OKかNGか?” 実は微妙な“グレーゾーン”謎理論の正体とは 堂々と泊まれる「唯一の解決策」あります!
ドライブの休憩に欠かせない「道の駅」。夜になると車中泊をしているクルマも見かけますが、実は「宿泊」は原則禁止とされています。一体どこからがNGで、どこまでなら許されるのでしょうか。
公式見解は宿泊NG! でも仮眠はOK! どういうこと?
2025年時点で日本全国に1230駅ある「道の駅」。地域の特産品を買ったり、ドライブの疲れを癒やしたりする場所として定着しています。
そんな道の駅で、たびたび議論になるのが「車中泊」の問題です。夜の駐車場には、キャンピングカーやカーテンを閉め切った乗用車がずらりと並ぶ光景も珍しくありません。
しかし、道の駅での車中泊は、実はルール上とても微妙な立ち位置にあります。
国土交通省の公式見解(「道の相談室」Q&A)によると、「道の駅は休憩施設であるため、駐車場など公共空間で宿泊目的の利用はご遠慮いただいています」と明記されています。つまり、原則として「宿泊」はNGです。
ただ、一方で同じ回答の中にこうも書かれています。「もちろん、交通事故防止のため24時間無料で利用できる休憩施設であるので、施設で仮眠していただくことはかまいません」。
ここが最大のポイントです。“宿泊”はダメだけど、安全運転のための“仮眠”ならOKということ。この線引きが非常に曖昧なため、利用者によって解釈が分かれる「グレーゾーン」となっているのが現状です。
では、どこからがアウトなのでしょうか。一般的にマナー違反とされるのは、“休憩”の範囲を明らかに超えた行為です。
たとえば、駐車スペースに椅子やテーブル、タープを広げて店開きをする行為や、バーベキューセットやカセットコンロを持ち出して調理をするといった行為は、完全にアウトだと断言できます。
また、何日も同じ場所に駐車し続ける長期滞在や、トイレでの洗濯、電源の無断使用などもNG行為です。
実際、一部の道の駅ではマナー悪化に対応する施策を検討したこともあるといいます。ただ、そのようななかでも、旅行のスタイルとして車中泊を楽しみたいという人も多いでしょう。そんなとき、後ろめたさを感じずに堂々と泊まれる方法があります。





コメント