「こ、これは…後ろが快適すぎる!」 日産の新型「背の高い軽ワゴン」乗ってわかった「ほぼ箱型」の実力 見えルークスは窓から違った!
2025年秋、日産は軽スーパーハイトワゴンの「ルークス」のフルモデルチェンジを実施し、4代目へと進化させました。試乗を通じてその仕上がりをリポートしていきます。
超快適な後部座席 逆に不満点は?
試乗してまず驚かされたのは、軽スーパーハイトワゴンとは思えないほどの静粛性の高さです。先代よりもフロントガラスが起き上がっているため、一般的に風切り音などの低減はさらに難しいはずです。しかし遮音ガラスの採用や、遮音材自体の配置の見直しが効いているのか、車内はそれを感じさせないほど静かでした。
また、乗り心地も軽スーパーハイトワゴンとしては比較的レベルの高い仕上がりで、特に後部座席は非常に快適でした。実際に後部座席へ座っての走行試乗も体験しましたが、乗り心地の良さや視界の良さ、静粛性の高さに加えて、後席用にシーリングファンも装備されているため、座った人の満足度は高いだろうなと感じました。
一方、運転感覚に関して良さを感じたのは、パワーステアリングの制御です。
運転する前に、日産の担当者からは「低速域で軽く操作できるよう、パワーアシストの度合いをセッティングした」と聞いていたので、最初は「高速域でインフォメーションが希薄になり、不安になるのではないか」と予想していました。しかし、実際には高速域でもインフォメーションはしっかりと感じられ、操舵感が明確なのが好感触でした。
反面、特にNAモデルについてはパワートレインに不満も感じました。絶対的なパワーやトルクの小ささもあるかもしれませんが、最も疑問に感じたのはCVTの制御です。加速しようとアクセルを踏み込むと、ワンテンポ遅れて回転が上がるような感覚があり、もっと「欲しい時にトルクバンドへすぐ入ってほしい」と感じさせられました。
わずかに気になるポイントもありますが、新型ルークスは軽自動車として、充実した先進装備や静粛性の高さでピカイチの完成度を持っています。そして、デザインも個性的で親しみやすいものへと大変貌を遂げました。軽スーパーハイトワゴン市場はレベルの高いライバルが揃っているだけに、新型ルークスがどこまで販売台数を伸ばせるか、注目したいところです。
Writer: 西川昇吾(モータージャーナリスト)
1997年生まれ、日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。自動車専門誌やウェブ媒体、ファッション誌などで、新車情報からカスタムかー、旧車、カーライフお役立ちネタまでクルマに関して幅広く執筆。自身でのレース活動も行っている。





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