なにわの街で話題? 大阪市交通局が仕掛ける3つの「カラフル」

最近、大阪市交通局がなにやら、地上でも地下でも「カラフル」です。「カラフル」を楽しむ期間限定のバスも走っています。

大阪南港を走るカラフルな「笑顔」

 8つの地下鉄路線とひとつの新交通システム、そして86系統の路線バスを持つ大阪市交通局。いま、民営化に向けた議論が行なわれているなど注目を集めていますが、そんな同局が最近なにやら“カラフル”だと話題を呼んでいます。

 現在、大阪市営地下鉄の路線は、新交通システムである「ニュートラム」を入れて9路線。それぞれに、路線にちなんだラインカラーが採用されています。たとえば御堂筋線は「赤」、谷町線は「紫」といった具合で、車両の帯色や駅の案内などに広く使われています。

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笑顔をイメージした前面がかわいい「ニュートラム」の新型車両200系(左)。右は既存の100A系(伊原 薫撮影)。

 このうち、「ニュートラム」のラインカラーは水色ということで、現在活躍する100A系車両にもステンレス車体に水色のラインが入っているのですが、2015年6月に導入が発表された新型車両の200系には、なんと編成ごとに7色のカラーバリエーションが採用されました。

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「ニュートラム」の新型車両200系の車内。ピンク(写真)と緑の2パターンがある(撮影:伊原 薫)(伊原 薫撮影)。

 2016年にデビューした200系の第1編成は、従来車両に近い「ブルー」でしたが、続く第2編成は「イエロー」、第3編成は「ピンク」、そして最新となる第4編成は「グリーン」で登場。若干色合いは違うものの、「ピンク」は千日前線、「グリーン」は中央線のカラーです。車内も4両編成のうち2両ずつが、桜をイメージした「ピンク」と公園をイメージした「グリーン」の2パターンに塗り分けられています。ニコッと笑った子どもを思い起こさせる前面も、とてもユニークです。

 ちなみにこの200系、残る3編成は「赤」「オレンジ」「紫」となりますが、導入の順番はまだヒミツとのこと。2016年度中には全7色が揃うそうで、大阪・南港をカラフルな車両たちが駆け回ります。

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