アニメじゃない!? F1のルール変更で導入されるシステム名が“叫びたい言葉”と話題に「サイバーフォーミュラか!」の声も
FIA(国際自動車連盟)は2025年12月17日、F1(フォーミュラ・ワン世界選手権)の2026年レギュレーションを発表し、新しいシステムの内容を説明しました。
スタイリッシュで分かりやすい用語に
FIA(国際自動車連盟)は2025年12月17日、F1(フォーミュラ・ワン世界選手権)の2026年レギュレーションを発表し、新しいシステムの内容を説明しました。
数十年ぶりに大規模なレギュレーション変更が行われる今回は、マシンの30kg軽量化に加え、寸法も大きく変更されることが発表されました。車幅は100mm、フロア幅は150mm縮小されるほか、マシンのサーフェスも変更され、フロントウイングは100mm狭くなるなど、従来のマシンとは大きく異なる形状になることが示唆されています。
また、動力であるパワーユニット(PU)関連のシステムにも大きな変更が加えられることが発表されました。前方車両を追い抜く際に使用されていた「ドラッグ・リダクション・システム(DRS)」の撤廃のほか「Xモード」「Zモード」といった用語も廃止され、「オーバーテイク・モード」が新たに導入されます。
このシステムでは、ドライバーが作動ポイントで先行車との差が1秒以内にある場合、追い越しを試みるために追加の電力を供給でき、0.5MJの追加エネルギーを利用できるとされています。FIAは「先行車の電力供給は時速290kmを超えると徐々に減少し、後続車は時速337kmまで350kWのオーバーライド出力を利用できるため、追い越しの可能性も高まります。速度差によって追い越しが容易になります」と説明しています。
さらに、ボタンを押すだけで、コース上のどこにいてもエンジンとバッテリーから最大出力を得ることでブースト・モードになる「ブースト」ボタンが追加されることも発表されました。
ほかにも、「アクティブ・エアロ」と呼ばれる可動式空力パーツの採用や、ブレーキング時の回生エネルギーやコーナーでの部分出力での消費した電力の充電が可能な「リチャージ」の仕組みなども導入されます。
これらの新機能は、もはや創作物の近未来レース作品めいているとして、SNSでは「F1の新レギュレーション読んでると、サイバーフォーミュラの世界が一段と近付いたかのようだね(笑)」「やったぜ!ついに叫べる! ブーストモードチェィンジ!」「『ブーストポッド作動!エンジン臨界点へカウントスタート!』って言うのも近いね」といったコメントが寄せられました。これは、架空のモータースポーツを描いたアニメ『新世紀GPXサイバーフォーミュラ』の世界観を想起させる内容です。
一方で、以前までの複雑な用語よりも分かりやすくなったという声もあり、「新要素の用語、えらくシンプルになったね わかりやすくて良いと思います」「DRSみたいにF1特有システムってことでMOMは残してもいい気がするけど。分かりやすのは確かだな」といったコメントも見られました。





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