巨大なロシア軍機が空中で「真っ二つ」に 墜落の瞬間を地上から捉えた映像が公開される
ウクライナ政府の公式サイトである「ユナイテッド24」は、ロシア軍のAn-22大型輸送機が墜落する瞬間を捉えた映像を公開しました。
An-22輸送機「墜落の瞬間」を捉えた映像が公開
ウクライナ政府の公式サイトである「ユナイテッド24」は2025年12月14日、今月初旬に発生したロシア軍のAn-22大型輸送機の墜落事故を捉えた映像を公開しました。
ロシアの国営メディアであるタス通信は今月9月、An-22がモスクワの北東約200kmに位置するイヴァノヴォ州で墜落したと発表。機体の残骸はウヴォジスコエ貯水池の水上で発見され、7人の乗組員全員が死亡したとみられています。
An-22は、旧ソ連時代の1960年代に、現在のウクライナのキーウに拠点を置くアントノフ社が開発した機体です。
1機に2枚のプロペラを重ねた「二重反転プロペラ」を備えたターボプロップ・エンジンを4基搭載しているのが最大の特徴です。全長57m、翼幅64m、ペイロードは80トンに達し、軍用ターボプロップ輸送機としては世界最大級の機体です。
また、大容量の貨物を搭載可能でありながらも燃費効率がよく、未舗装の滑走路からの発着も可能とされています。
70機が製造されましたが、ロシア軍の機体に関しては機体の老朽化に加え、ソ連崩壊後も専門的なサポートに関してはウクライナに依存していたことから、ウクライナとの関係悪化も影響し、運用数は急速に減少していました。墜落した機体は、修理後の試験飛行中に空中分解したとみられています。





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