さらに改良したN700A新幹線を15編成投入 700系を置き換えへ JR西日本

JR西日本が、東海道・山陽新幹線用車両のN700Aを、2017年度から3年間かけて15編成投入すると発表。この追加投入編成には、これまでのN700Aからさらに改良が施されます。

ブレーキやパンタグラフなどを改良

 JR西日本は2016年12月21日(水)、東海道・山陽新幹線の車両「N700A」について、2017年度から3年間に15編成を追加投入すると発表しました。

 N700AはN700系の改良型として登場。JR西日本は700系からの置き換えとして、N700Aを2013年度から9編成投入していますが、継続して2017年度に3編成、2018年度に6編成、2019年度にも6編成を投入。2019年度末にはJR西日本が保有する新幹線車両のうち、N700Aタイプが40編成になり、東海道・山陽新幹線を直通する700系はすべて置き換えが完了する計画です。

 追加投入されるN700Aの編成は、JR東海が2016年度から投入するN700Aと同様、さらなる改良が施されます。

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JR西日本が2017年度から導入するN700A車両に採用する新しいブレーキライニング(画像出典:JR西日本)。

 ひとつは「新たなブレーキライニング」の採用です。ブレーキライニングとは、車輪とともに回転するブレーキディスクを挟み込むことで列車を減速、停止させる部品のこと。新開発されたブレーキライニングを採用することにより、地震発生時の緊急ブレーキで停止までに必要な距離が、従来のN700Aより約5%短縮されるといいます。

 パンタグラフには「状態監視機能」を追加。電流測定とカメラによる画像記録によって、架線から電気を車両へ取り入れるパンタグラフの状態を監視します。検知項目を追加した台車振動検知システムも搭載されます。

 なお、既存のN700系とN700Aの計25編成についても、追加投入されるN700Aと同様の性能を反映させるため、2017年度から改良が順次実施されます。

【了】

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