大阪府南部~和歌山市の「第二阪和国道」 2017年春全線開通へ

大阪府南部の阪南市と、和歌山市を結ぶ地域高規格道路の「第二阪和国道」が2017年春に全通します。

孝子ランプは同時開通見送り

 国土交通省近畿地方整備局は2016年12月19日(月)、大阪府南部の阪南市と和歌山市を結ぶ地域高規格道路「第二阪和国道」(国道26号)のうち、淡輪(たんのわ)ランプ(大阪府岬町)と平井ランプ(和歌山市)のあいだ7.6kmが2017年春に開通すると発表しました。これにより、第二阪和国道の全線が開通します。

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第二阪和国道は2017年春に淡輪~平井間が開通。しかし孝子ランプは開通が遅れる(画像出典:国土交通省近畿地方整備局)。

 淡輪、平井両ランプは上下線ともに出入口が、途中の深日(ふけ)ランプ、孝子(きょうし)ランプ(いずれも大阪府岬町)には片側のみの出入口が設けられます。ただし、孝子ランプについては「施工時の安全対策を行った結果」(国土交通省近畿地方整備局)、開通が遅れます。

 なお、今回開通する淡輪~平井間を含め、地域高規格道路に指定された延長20.6kmのうち18.4kmが暫定2車線です。

 第二阪和国道は大阪府堺市と和歌山市を結ぶ道路です。そのうち地域高規格道路に指定されている区間は、並行する国道26号の渋滞緩和や関西国際空港へのアクセス向上などの役割が期待されています。

 国土交通省近畿地方整備局浪速国道事務所によると、国道26号の府県境区間は異常気象時通行規制区間であり、大雨で通行止めが発生するなどしています。第二阪和国道が開通すれば、岬町から和歌山市内の病院まで30分以内で緊急搬送できるようになるなど、救急医療活動の支援にもつながるといいます。

【了】

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コメント

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3件のコメント

  1. ここは4車線で整備して途中の和歌山大学前駅にアクセスしやすい構造にした方が良いと思う。
    丁度、和歌山大学前駅の利用者が増えているから余計に。

  2. 孝子と深日の乗り降り口が反対やと思う孝子は大阪方面への乗り口と和歌山方面への降り口の方が便利
    また深日は大阪方面への降り口と和歌山方面への乗り口の方がいいでしょ

  3. この区間の国道26号が自動車専用道路で整備されても、大阪府側のその先は地上を走る国道26号です。阪和自動車道へつなぐアクセス道路の整備や、りんくうタウンまで延びてきている阪神高速道路湾岸線との接続がされると、より一層車の流れが良くなると思いますが、将来の計画はあるのでしょうか。