日高本線・鵡川~様似間の復旧を断念 JR北海道、地元と協議へ

高波や台風被害などにより、長期にわたり運休が続いているJR日高本線・鵡川~様似間。この区間についてJR北海道が復旧を断念しました。

バス代行輸送が続けられている鵡川~様似間

 JR北海道は2016年12月21日(水)、運休中の日高本線・鵡川~様似間116.0kmについて復旧を断念し、地元自治体に説明をしたと発表しました。

 日高本線は苫小牧駅(北海道苫小牧市)から太平洋沿いに進み、様似駅(同・様似町)までを結ぶ146.5kmの路線です。1913(大正2)年10月に当時の苫小牧軽便鉄道により苫小牧~佐瑠太(さるふと。現・富川)間が開業。のちに国に買収され、1937(昭和12)年8月には様似駅まで開業しました。

 2015年1月以降は、高波や豪雨、台風により盛土や橋の流出被害などが相次ぎ、現在は鵡川~様似間でバスによる代行輸送が行われています。

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日高本線の駅を発着するキハ40形ディーゼルカー(2012年10月、恵 知仁撮影)。

 復旧や今後の運営のあり方については、これまで「JR日高線検討会議」や「JR日高線沿線自治体協議会」で協議されてきましたが、JR北海道によると、モータリゼーションの進展や沿線人口の減少などにより、日高本線を利用する人が、JR北海道が発足した1987(昭和62)年度と比べておよそ3分の1に減少。収支も年間11億円の赤字(2014年度)になっているといいます。

 また、日高本線に並行する高規格幹線道路の日高自動車道が延伸する計画もあり、さらなる利用減が想定される状況です。

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