命令はひと言「救え!」 空自現役ヘリパイロットが語る東日本大震災の現場

もしも「チヌーク」が助けに来たら「逃げて下さい」?

 もし、私たちが「チヌーク」に救助されるような事態に遭遇した場合、何か知っていると良いことはあるのでしょうか。

「救助がくると、皆さんつい嬉しくなって駆け寄ってしまうかもしれませんが、ダウンウォッシュが強いので、『あ! チヌークが来た』と思ったら、まず飛ばされる前に、すぐ逃げてください。皆さんが救助機をチヌークだと認識し、十分離れていただけたほうが、私たちとしても注意を別のところへ向けられますので、とても着陸しやすくなります(笑)」(那覇ヘリコプター空輸隊 今井3佐(当時))

 東日本大震災においては、2011(平成23)年3月11日の地震発生から4月12日までの約1か月間に、陸海空自衛隊の航空機は延べ1万6000回の出動を行いました。那覇ヘリコプター空輸隊の所属する航空救難団だけでも、4月27日までに3436名を救助。また2571名と物資182トンを空輸し、208回の消火放水を実施しました。

 那覇ヘリコプター空輸隊の隊員は、今日も出動せずにすむよう国民の無事息災を祈りつつ、ここ沖縄の美ら海において訓練を重ね、万一の事態に備えます。

【了】

この記事の写真一覧

関連記事

最新記事

コメント

2件のコメント

  1. >チヌークが来たらまず逃げろ!!
    火力演習のシート席前方で、着陸してくる陸チヌークが吹き飛ばす小石や砂粒の嵐を経験してるので、よくわかりますw
    チヌークが活躍する作品と言えば、マリと子犬の物語。
    ブラックホークとチヌークの編隊飛行が無駄にかっこいいのと、犬たちがかわいい作品です。
    この作品でも、チヌークによる救助シーンがありましたが、そこまで大変な作業とは存じませんでした。

  2. 自衛隊の使命はまずは国民の命を守ること 大震災を被災して、使命感に燃えて入隊されたこの方に敬意を表します 多くの自衛官も同じような気持ちでしょう これこそ自衛隊の基本姿勢 戦争でなく災害時の救援には自衛隊が最大の力を発揮します 同じ防衛、自衛でも災害時など国内の非常時に役立つことを主眼にして頑張ってください 災害から国民を守る自衛隊、これこそ理想の部隊です