「これ上るのかよ…!」 東京で最も“ヤバい急坂”1位はガチでヤバすぎる!? 都内の激坂10選 アニメ聖地に歴史の舞台も
東京都内には、23区内にも上るのに一苦労なキツイ坂、いわゆる「激坂」があります。上り下りどちらにも気を遣うような危ない坂もありますが、なかでも珠玉の激坂TOP10を地域別にご紹介します。
類まれなる傾斜37%! 別格の「激坂」
続いて、俗に城南地区と呼ばれる目黒区と品川区です。
・別所坂(目黒区)
中目黒駅から東へ進み、徒歩7分ほどの閑静な住宅地・中目黒1丁目に、「別所坂」という傾斜23%の「激坂」があります。昼夜問わず、都会の中心とは思えぬほどの静かなエリアですが、かつては多くの人々が行き交っていたと言います。
江戸時代、ここ中目黒1丁目付近は「別所」と呼ばれ、麻布方面から目黒に入る近道として重要な交通路だったと言い、行楽客などがよく利用されていたそうです。また「別所坂」はなかなかの急勾配である一方、かつては坂上からの眺めが良く、富士山を眺めることができたため「江戸名所の一つ」でもあったと言われています。
・まぼろし坂(品川区)
品川区北品川6丁目にある通称「まぼろし坂」。品川区公式の「坂一覧」には「まぼろし坂」の記載がないため、公式名称ではなく、あくまでも誰かがつけた名前がそのまま呼称となっているようです。
この「まぼろし坂」の低地には「都内で一番の急坂」という表示がある一方、傾斜は29%と言われています。後述する東大和市の「激坂」のほうが傾斜がきつく、「都内で一番の急坂」には矛盾が生じるわけですが、「都内(23区内)で一番の急坂」とすれば、納得できます。あまりに急な坂なためか、坂の途中に何段階かにわたって踊り場となる平地スペースが設けられていて、上がり下がりの場面で緩急がつく構造となっています。
さて、最後に多摩地域北部に位置する驚愕の激坂をご紹介します。
東大和市清水6丁目付近、狭山公園入口から南西方向に、コンクリート舗装されたその激坂はあります。特にこの坂に特別な名称はないですが、その傾斜はなんと37%。「類まれなる激坂」として全国に知られる坂です。
そもそも東大和市の北部は、多摩川が周囲を削る形で残された「狭山丘陵」と呼ばれる起伏に富んだ地域です。一方、東大和市の南部は「武蔵野台地」という比較的平坦な台地があり、この丘陵エリアと台地エリアの境目や、丘陵の谷筋に沿って開発された道路があるため、自ずと地形の起伏を反映し、「激坂」が多く存在します。
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ここまで10の「激坂」を紹介しましたが、東京都内には、これら以外にも傾斜が激しい「激坂」が存在します。これらをめぐり、その成り立ちや特徴を得るのも楽しいと思いますが、くれぐれも散策の際の足元、そして「激坂」の上がり下がりの体力補充には十分注意してくださいね。
Writer: 松田義人(ライター・編集者)
1971年、東京都生まれ。編集プロダクション・deco代表。バイク、クルマ、ガジェット、保護犬猫、グルメなど幅広いジャンルで複数のWEBメディアに寄稿中。また、台湾に関する著書、連載複数あり。好きな乗りものはスタイリッシュ系よりも、どこかちょっと足りないような、おもちゃのようなチープ感のあるもの。





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