「日本三大車窓」を活用 特殊な車窓、運転も JR東「四季島」の大きな武器になるか?

JR東日本の豪華クルーズトレイン「四季島」が、その旅に「日本三大車窓」を活用。あわせて特殊な車窓、運転方法も体験でき、同列車の大きな特徴・魅力になりそうです。「四季島」に乗らない場合でも新しい楽しみが生まれるかもしれません。

「日本三大車窓」であるうえ、珍しい車窓の楽しみ方が可能な姨捨駅

 この姨捨駅付近は「日本三大車窓」であるうえ、珍しい車窓の楽しみ方ができる点も見逃せません。「夜景」です。

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姨捨駅から眺める善光寺平の夜景。ホームのベンチは線路の反対、善光寺平側を向いている(2016年12月、恵 知仁撮影)。

 暗くなる夜に車窓を楽しむのは難しいですが、ここでは眼下の善光寺平へ街の灯りが星のように広がり、日中とはまた異なる情景を眺めることが可能。この夜景を楽しむため運行されている臨時快速「ナイトビュー姨捨」は、「日本夜景遺産(施設型夜景遺産)」に認定されています(「ナイトビュー姨捨」の走行区間は長野~篠ノ井~姨捨。運転日に注意)。

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「四季島」試運転で姨捨駅を訪れたそのクルーたち(2016年12月、恵 知仁撮影)。

「四季島」は春から秋の「1泊2日コース」で、朝に東京・上野駅を出たのち、日中に山梨県内を観光、そして夜にこの姨捨駅を訪問。旅程に夜でも楽しめる姨捨駅をうまく組み込むことで、1泊2日という短いコースでも濃い内容を実現しているのが、「四季島」におけるポイントのひとつでしょう。

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