安いドローンは「安い戦闘機」で撃ち落とせ!? ウクライナが求める“格安機”とは? 同じ悩みを抱える日本は
チェコからウクライナへの供与が検討された軽攻撃/練習機「L-159」。同メーカーの航空機は日本の航空自衛隊にも、“かなり安い”金額で提案されているようです。ウクライナの狙いも、その“安さ”にあると考えられます。
「安く早く迎撃」日本の2つのアプローチとは?
一つはUASの活用です。防衛省は令和8年度予算案に、海上自衛隊が導入するUAS「シーガーディアン」を利用して航空自衛隊が緊急発進(対領空侵犯措置任務)にUASを使うための検証飛行の費用として11億円を計上しています。
もう一つが、練習機の活用です。三菱重工業が2025年5月の防衛・安全保障イベント「DSEI Japan 2025」の会場で航空自衛隊のT-4練習機の後継として発表した次期練習機「T-X」のコンセプトモデルには、機関砲の発射口が設けられていました。
航空自衛隊のニーズを形にしたというT-Xのコンセプトモデルに機関砲の発射口が設けられているのは、航空自衛隊が脅威度の低い経空脅威に対する緊急発進に、F-35などの戦闘機と比べたら運用コストの安い航空機の活用を検討している証左と言えるでしょう。
世界的にはもう一つの動きもあります。ドイツの防衛装備品メーカーであるディール・ディフェンスは、ドローンを迎撃するためのドローン「SKY SPHERE」を実用化しており、同種の装備品はアメリカなどでも実用化されています。
UASや練習機など運用コストの低い「サスティナブル」(持続可能)な迎撃手段の模索は、今後の世界的なトレンドになっていくものと思われます。




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