「山スカ」が10年ぶりに帰って来た! 中央本線に「懐かしい色」が復活 ただ運転区間は“もうすぐ短縮”
横須賀色のイメージを復刻した211系電車が、2026年1月、JR中央本線に登場しました。
中央本線に戻って来た横須賀色
ちなみに、現在の上野東京ラインや湘南新宿ラインなどを走る電車は、オレンジと緑の「湘南色」が採用されています。
湘南色は1950(昭和25)年に登場した東海道線の電車から本格的に採用されました。かつて、東海道線と横須賀線が同じ線路を走っていた時期がありましたが、東海道線は湘南色、横須賀線は横須賀色に塗り分けて識別しやすくする意味がありました。
横須賀線では、横須賀色が新型車両に代々引き継がれ、横須賀線の色として定着しています。現在、湘南新宿ラインと横須賀線の電車が同じ線路を走る区間がありますが、車両の色分けが今も役立っています。
一方、中央本線は横須賀色の115系が「長野色」の211系に置き換わったため、横須賀色がなくなりました。水色と緑からなる長野色は、JR東日本が長野地区の電車に採用している配色です。JR東日本管内の中央本線(中央東線)では、211系への置き換えに合わせて車両の受け持ちを長野地区に集約したため、長野色に統一された経緯があります。
今回、211系の横須賀色が登場したことで、中央本線では10年ぶりに横須賀色が戻って来ました。横須賀色の帯を巻いているのは211系N608編成です。立川~松本~長野間を中央本線・篠ノ井線・信越本線経由で走ります。
ただし、2026年3月14日のダイヤ改正で中央本線普通列車の発着駅が高尾に統一されます。これにより、立川~高尾間の211系の乗り入れはなくなります。
Writer: 柴田東吾(鉄道趣味ライター)
1974年東京都生まれ。大学の電気工学科を卒業後、信号機器メーカー、鉄道会社勤務等を経て、現在フリー。JR線の2度目の「乗りつぶし」に挑戦するも、九州南部を残して頓挫、飛行機の趣味は某ハイジャック事件からコクピットへの入室ができなくなり、挫折。現在は車両研究が主力で、技術・形態・運用・保守・転配・履歴等の研究を行う。鉄道雑誌への寄稿多数。資格は大型二種免許を取るも、一度もバスで路上を走った経験なし。





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