軍用機6機が次々消えた!? 魔の海域「バミューダ・トライアングル」最大の謎 フライト19事件とは
1945年12月5日、米海軍の攻撃機「アヴェンジャー」5機が跡形もなく消え去りました。救助に向かった飛行艇までもが爆発。超常現象として語り継がれる「フライト19事件」の経緯を振り返ります。
捜索に向かった救助機も爆発 あまりに不運な連鎖が「ミステリー」に
ただ、こうして飛び続けているあいだに天候は徐々に悪化、日も暮れてきました。そのため編隊長を務めるテイラー中尉は、各機に編隊を密集させるように命じます。彼の最後の送信は、陸地に到達できない状態で残燃料が10ガロンを切った機体が出たら、全機が一緒に不時着水せよというものでした。
海軍はフライト19の苦境を知ると、マーチンPBM「マリナー」飛行艇2機をバナナリバー海軍航空基地から発進させて、捜索と救援に差し向けました。ところがそのうちの1機が、空中爆発を起こして墜落してしまったのです。
こうして、1945年12月5日の遭難ではアヴェンジャー5機とそのクルー計14名に、「マリナー」1機とそのクルー13名が行方不明となってしまいました(のちに行方不明者はいずれも死亡と認定)。
この一連の墜落事故は、本来であれば機体トラブルや空間識失調などが原因の航空機事故として片づけられたでしょう。しかし、起きた場所が、もともといわくつきの場所(一説によると100を超える船や飛行機、1000以上の人がこの海域で消息不明になっているとのこと)であったため、のちにあることないこと尾ヒレが付いて、同海域における「超常現象」のひとつと騒がれることになったのです。
ちなみに、事件が起こった12月5日は「バミューダ・トライアングルの日」とされています。
Writer: 白石 光(戦史研究家)
東京・御茶ノ水生まれ。陸・海・空すべての兵器や戦史を研究しており『PANZER』、『世界の艦船』、『ミリタリークラシックス』、『歴史群像』など軍事雑誌各誌の定期連載を持つほか著書多数。また各種軍事関連映画の公式プログラムへの執筆も数多く手掛ける。『第二次世界大戦映画DVDコレクション』総監修者。かつて観賞魚雑誌編集長や観賞魚専門学院校長も務め、その方面の著書も多数。





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