いよいよ「空中給油機」も無人の時代に!? 米海軍史上初の無人給油機が登場! そもそも無人である利点とは?
ボーイング・ディフェンスは2026年1月31日、無人給油機として開発中のMQ-25「スティングレイ」量産型が、初のタキシングテストを実施したと発表しました。
2026年中には初飛行を行う?
ボーイング・ディフェンスは2026年1月31日、無人給油機として開発中のMQ-25「スティングレイ」量産型が、初のタキシングテストを実施したと発表しました。
テストは、ミズーリ州セントルイス郊外にあるボーイングの施設で行われました。MQ-25は、自律的に移動することに成功し、初飛行に向けた重要な前段階を完了しました。
公開された動画では、従来は非公開だったエアインテークや胴体内部に埋め込まれたエンジン排気口の様子が確認できます。また、機首下に装備された格納式センサー・ターレットも、以前よりはっきりと確認できます。
MQ-25はステルス機能を有する無人航空システムで、主に空母から発艦し、有人艦載機への空中給油を主任務として設計されています。ミサイル技術の進展などにより、空母を作戦空域近くに出すことが困難になっているため、空母艦載機の作戦距離は年々伸びています。その長大な距離航続を維持するため、現状では艦載機同士で燃料を補給する「バディ給油」が行われています。
しかし、この方法では、本来攻撃任務に就くはずのパイロットが給油要員として割かれるため、空母の打撃力が低下するという欠点があります。この問題を解決するのが無人給油機であり、MQ-25は現行のF/A-18「スーパーホーネット」2〜4機分の給油任務を代替できると期待されています。
アメリカ海軍は当初、MQ-25を2025年末までに初飛行させる予定でしたが、実証機から量産型への移行の難しさやストライキの影響などにより、2026年2月時点では初飛行を2026年中に実施することを目標に変更しています。なお、MQ-25が空母艦載機として配備されれば、アメリカ海軍初の空母艦載無人機となる可能性が高いと見られています。





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