LCCの深夜・早朝便て儲かるの?「空港の割引 vs 地上費割増」の舞台裏 あえて日中便にした会社も
ジェットスター・ジャパンが成田~高雄線を開設しました。LCCなのに深夜早朝ではない時間設定には、空港割引と人件費を天秤にかけたLCCならではの緻密な計算がありました。その「損して得取れ」戦略の裏側を解説します。
「儲かる」は本当? 深夜早朝便の損得勘定
一般にLCCの深夜早朝便が儲かるかどうかは、空港からの「実入り(インセンティブ)」と、地上業務の「コスト(人件費)」の綱引きで決まります。
成田空港の場合、原則として夜23時(A滑走路は24時)から翌朝6時までは離着陸が制限されているため、真夜中の運航はできません。
しかし、24時間運航可能な空港の事例を含めて一般論として考えると、深夜帯(22時~翌5時)にかかる業務には規定の割増賃金が発生するため、人件費が嵩みやすくなります。
空港のインセンティブがこのコスト増を上回れば利益は出ますが、そうでない場合は利益率が圧迫される可能性があります。
LCCがあえて日中便を設定するのは、機材稼働率の追求だけでなく、こうした地上費用の抑制や旅客の利便性までを含めたトータルな損益計算の結果なのです。ジェットスターの「午前9時25分発」は、その緻密な計算を象徴する事例と言えるでしょう。





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