路線バスで東京を観光!? 運賃無料も“忙しい人向け”もある「コスパ良」の都内3路線

東京都内を走る路線バスの中には、複数の観光名所を通る路線も存在します。普通のバスに乗りながら観光ができてしまう、そんな路線を三つ紹介します。

鉄道のレア風景がチラ見え? スカイツリーシャトル上野・浅草線

 東武バス(東武バスセントラル)が運行している「スカイツリーシャトル上野・浅草線」は、JR上野駅公園口から浅草を経由して東京スカイツリーまでを結んでいます。運行は土休日のみで、日中毎時2本です。

 上野~浅草~東京スカイツリー間は、都営バスや台東区のコミュニティバス「東西めぐりん」などが縦横無尽に走っていますが、「スカイツリーシャトル上野・浅草線」の特徴は観光名所を重点的に巡る観光回遊型であることです。

 東京メトロ銀座線の上を通る浅草通りをはじめ、国際通りや言問通り、浅草通りを、いびつな「∞」の字を描くように走ります。

 車窓の大半は中層のビルが立ち並ぶ下町の市街地ですが、スカイツリー方面行きだと、左手にめずらしい地下鉄(銀座線の車庫)の踏切が一瞬だけ見えます。

 隅田川を渡るところも見どころです。バスが渡る言問橋と吾妻橋の間には東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)の橋も架かります。筆者が乗車した際は、浅草を出発した特急「スペーシア」が隅田川をゆっくりと渡り、その後、バスが東京スカイツリーに到着する直前で「スペーシア」が眼の前を通過していく様子が見られました。

 花やしきや浅草寺は、バス停の「浅草ひさご通り・花やしき」や「浅草寺・観音堂裏」からだと路地の先にあり見づらいですが、花やしきの高所アトラクション「スペースショット」はビルの合間から見える時があります。

 上野方面行きは、吾妻橋の東側で金色のオブジェで有名なアサヒグループの本社ビルが見られるほか、川を渡ると東武の浅草駅の建物(松屋)があり、続いて浅草雷門と見どころが続きます。

 このバスは、東京スカイツリーの商業施設「東京ソラマチ」の1階にあるバスのりばを発着しています。本来は、東京スカイツリーから上野を通って戻って来るという循環路線で、運転士の交代も東京スカイツリー側で行われています。

【車窓が充実】これが複数の観光名所を通る路線バスです(写真)

Writer:

1974年東京都生まれ。大学の電気工学科を卒業後、信号機器メーカー、鉄道会社勤務等を経て、現在フリー。JR線の2度目の「乗りつぶし」に挑戦するも、九州南部を残して頓挫、飛行機の趣味は某ハイジャック事件からコクピットへの入室ができなくなり、挫折。現在は車両研究が主力で、技術・形態・運用・保守・転配・履歴等の研究を行う。鉄道雑誌への寄稿多数。資格は大型二種免許を取るも、一度もバスで路上を走った経験なし。

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