オリンピック開催地「コルティナ」ってどこ? 実は“クルマの名前”になっていた! のちのGT-Rのお手本に!?

冬季オリンピックの開催で話題となっているイタリアの都市、コルティナ・ダンペッツォ。実はこの地名を由来とするモデルが、クルマの世界に存在します。

英国の「ミニ」に対抗して生まれた「コルティナ」

 2026年2月6日、「ミラノ・コルティナ冬季オリンピック」が開幕しました。開催地はイタリアの2都市、ミラノとコルティナダンペッツォ(以下、コルティナ)であり、コルティナでは1956年以来、2度目のオリンピック開催となりました。

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英国フォードの「コルティナ・ロータス」(乗りものニュース編集部撮影)

 現地ではスキーリゾートして有名なコルティナですが、実はクルマの世界にも「コルティナ」の地名からネーミングされたモデルが存在します。それが、フォードの英国法人が1962年に発売した「フォード・コルティナ」というモデルです。

 初代コルティナは、英国で当時ヒットしていた小型車「ミニ」(1959年発売)に対抗するために開発されたコンパクトなセダンです。古典的なものの手堅い設計を採用していたため価格も安く、庶民から法人ユーザーまで幅広い支持を受けました。

 また、初期のコルティナで最も有名なモデルと言えるのが、発売翌年に追加設定されたスポーツモデル「コルティナ・ロータス」でしょう。

 このモデルは名前の通り、当時「F1世界選手権」で躍進していたスポーツカーメーカー「ロータス」がチューニングを担当した1台。もともと小型軽量だったコルティナのボディには、車格に対して大型な排気量1558cc、最高出力106psというハイパワーなDOHCエンジンが搭載され、ヨーロッパを中心にレースでも大活躍しました。

 こうしてコルティナ・ロータスは、「小さな車体に大型なハイパワーエンジンを積む」という、今日では定石となったスポーツカーの開発手法を確立。世界中のメーカーに影響を与え、日本においては当時のプリンス「スカイラインGT」(1964年発売)や、その後の日産「スカイラインGT-R」(1969年発売)の手本にもなった1台とされています。

 なお、コルティナ・ロータスは2代目をもって廃止されており、コルティナ自体も1982年、後継のフォード「シエラ」と入れ替わりで生産終了となりました。しかし、このシエラは「グループA」の愛称で人気を博した「全日本ツーリングカー選手権」を席巻。7代目スカイライン(R31型)や8代目スカイラインGT-R(R32型)とも激戦を繰り広げています。

【元祖“羊の皮を被った狼”!】これがクルマ界の「コルティナ」です(写真で見る)

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