伊予鉄道が持ち株会社へ 2018年4月めど グループ経営強化
伊予鉄道が2018年4月1日をめどに、持ち株会社体制へ移行。新「伊予鉄道」(仮称)が鉄軌道事業を、「伊予鉄バス」(同)が自動車事業をそれぞれ継承します。
事業会社13社を設立
伊予鉄道(愛媛県松山市)は2017年1月25日(水)、持ち株会社体制への移行準備を開始すると発表しました。グループが将来にわたってさらなる持続的成長と企業価値向上を続けるためとしており、2018年4月1日をめどに新体制に移行する計画です。
伊予鉄道は1887(明治20)年に創業し今年で130周年。そのあいだ鉄道や軌道(路面電車)などの運輸事業に加え、百貨店、旅行業、飲食、不動産、サービスなどに事業を展開してきました。しかし人口減少や消費者の価値観変化などで経営環境の厳しさが増しており、グループ経営機能の強化と各事業会社の自立的経営を図るとしています。
現在の伊予鉄道株式会社は、持ち株会社の「株式会社伊予鉄グループ」(仮称。以下同)に変更。そして新たに、事業会社として、鉄軌道事業を継承する「伊予鉄道株式会社」や自動車事業を担う「伊予鉄バス株式会社」など13社を設立する計画です。
持ち株会社体制への移行は、今年6月下旬に開催される株主総会で正式決定されます。
【了】
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