道路に突起、壁…? 視覚のマジック「イメージハンプ」、その減速効果とは
生活道路などの路面に、幾何学的な模様が描かれていることがあります。これは「イメージハンプ」と呼ばれるもので、視覚のマジックとも言える効果によってクルマにスピードダウンを促します。
路面に突き出る幻の「こぶ」
住宅街の狭い道路などで、白や青、黄などの幾何学的な模様が路面に描かれていることがあります。
これは「立体路面標示」「立体減速標示」などと呼ばれるもので、「イメージハンプ」と通称されています。ハンプは「こぶ」の意味です。道路関連では、道路上や駐車場などにクルマの速度を抑制させるために設けられたカマボコ状の突起などを指します。
ハンプのような物理的な凸部を設けることなく、視覚効果によって立体的な障害物に見せかけるものがイメージハンプです。これを「ソリッドシート」の商品名で販売している積水樹脂によると、ドライバーに注意を促し、アクセルから足を離させて事故を防止する目的で開発されました。
「イメージハンプ」にはハンプの代用だけでなく、たとえば車線内の左右に設けることで通行帯を狭く見せるタイプや、車線の外側に設けて縁石があるように見せかけるタイプ、高速道路の入口で逆走による進入を防止するために、ドライバーのほうに向いた矢印が立体的に見えるタイプなどもあります。
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駅の通路とかにも施工して、動線を形成できるようにならないかね?