中国海軍 南シナ海で“いつでも攻撃できる”意思? 火器管制レーダー照射 比海軍「我々は合法的なパトロールをするだけ」

フィリピン海軍は2026年3月20日、中国人民解放軍海軍の艦艇から火器管制レーダーを照射されたと発表しました。

火器管制レーダーを照射され抗議

 フィリピン海軍は2026年3月20日、中国人民解放軍海軍の艦艇から火器管制レーダーを照射されたと発表しました。

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フィリピン海軍のフリゲート「ミゲル・マルバル」(画像:フィリピン海軍)

 このレーダー照射は、3月7日に南シナ海の南沙諸島にあるサビナ礁付近を航行していたフィリピン海軍のフリゲート「ミゲル・マルバル」に対して行われたものです。

 同艦は通常通り哨戒を行っていましたが、遭遇した中国人民解放軍海軍の056A型コルベット「光安」から攻撃用火器管制レーダーを照射されました。これは事実上、標的としてロックオンされた状態であり、「ミゲル・マルバル」に対していつでも攻撃できる可能性があることを示す意思表示でもあります。

 照射を受け、「ミゲル・マルバル」は直ちに無線で警告を発しました。その結果、当該艦は照射をやめたとされていますが、追尾はその後数時間続いたようです。

 フィリピン海軍は、「この事件は、抑制ある行動と国際法遵守の重要性を改めて示すものです」と発表し、「引き続き、合法的なパトロールの実施、主権権益の保護、西フィリピン海における紛争の平和的・ルールに基づく解決にコミットしています」と述べ、冷静に任務を続ける姿勢を示しました。

 なお、サビナ礁はフィリピンの排他的経済水域(EEZ)内にありますが、中国も領有権を主張しており、フィリピン沿岸警備隊と中国海警局の船舶との間で小競り合いが頻発しています。

【画像】フィリピン海軍のフリゲートである「ミゲル・マルバル」

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