就役から39年! “海自最古参の補給艦”が洋上でお仕事する姿を動画で公開 「デザイン激変な後継艦」も建造予定

海上自衛隊が、補給艦「とわだ」が練習艦「かしま」へ洋上補給を行う様子を公開しました。就役から39年を迎えるベテラン艦ですが、その任務とはどのようなものなのでしょうか。

まさに“洋上のガソリンスタンド”

 海上自衛隊は2026年3月30日、練習艦「かしま」に対して補給艦「とわだ」が洋上補給する様子を、海上自衛隊練習艦隊の公式Xにて動画で公開しました。

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海上自衛隊の補給艦「とわだ」(画像:海上自衛隊)。

 2026年3月15日から5月15日の日程で、「かしま」は同じく練習艦である「しまかぜ」、および訓練支援艦「てんりゅう」(4月21日から5月15日の期間は「かしま」および練習艦「やまぎり」)とともに、海上自衛隊の初級幹部が乗艦して日本周辺海域を航行する「令和8年近海練習航海」を実施しています。今回投稿された動画は、まさにこの近海練習航海の一環として、初級幹部に洋上補給を実際に経験させた際の様子を捉えたものです。

 補給艦は、その名の通り艦艇部隊への補給を主な任務としています。護衛艦など補給相手の艦と並走しながら、蛇管(ホース)や“ハイライン”と呼ばれる洋上移送装置を使用して、燃料や物資を補給できる性能を持っています。そのため艦内には艦艇燃料や航空燃料、各種弾薬、食料、真水など、艦隊行動に必要なさまざまな物品を積載可能なスペースが用意されています。

 海上自衛隊は現在、基準排水量8100トンのとわだ型3隻と、同1万3500トンのましゅう型2隻、計5隻の補給艦を運用中です。全艦が水上艦隊隷下の第1水上補給隊に所属しており、呉、横須賀、舞鶴、佐世保の各基地に1隻ないし2隻が配備されています。

 今回の動画に登場したのは、海上自衛隊が運用する補給艦の中でも最古参である「とわだ」で、1987(昭和62)年の就役以来、じつに39年にわたって海上自衛隊を支え続けてきました。そんな同艦も、2028年にはついに退役が予定されており、後継艦として新型の「14.500トン型補給艦(06AOE)」が建造され、2028年に就役する見込みです。

 この新型補給艦の基準排水量は1万4500トンで、とわだ型の8100トン、ましゅう型の1万3500トンより大型化する見込み。世界中で行動するアメリカ海軍の補給艦艇よりは小さいものの、海自では最大級の補給艦となります。

 外観は、ましゅう型や、とわだ型と違って艦橋が船体前部に設けられ、アメリカ海軍が運用しているサプライ級高速戦闘支援艦に似たデザインになることが明らかになっています。定員は約100人で、「とわだ」の約140人から省人化が図られます。なお、1番艦が就役する2028年度に「とわだ」が除籍される予定です。

【まさにデザイン一新!】デカい!「新型補給艦」の完成イメージをチェック(画像)

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