トヨタ新型「プリウスPHV」の実力 夢の「ソーラー充電」はどこまで実用的?
トヨタ「プリウスPHV」がフルモデルチェンジしました。2代目となる「PHV」ですが、そもそもどんなクルマで、そしてうわさの「ソーラー充電システム」はどこまで実用的なのでしょうか。
新型「プリウスPHV」、普通の「プリウス」となにが違う?
トヨタが次世代のエコカーとして、積極的な展開を予告するプラグインハイブリッド車の最新モデル新型「プリウスPHV」が、2017年2月15日に発売されました。
この「プラグインハイブリッド車」とは、ハイブリッド車がエンジンとモーターをバランスよく使用するのに対して、なるべくEVで走行し、電気が不足した場合やよりパワーが必要な状況でハイブリッド走行になるのが特徴。このため新型モデルでは、EVモードの走行距離を飛躍的に向上させ、従来型の約2.6倍にあたる68.2kmに。国土交通省によると、日本における日常的な普通・小型乗用車での1日あたりの移動距離は約39km(「自動車輸送統計年報」2009年度版)とされているので、日常+αの移動を1回の充電で賄えるようになっています。
また最高速度も135km/hまで向上されたことで、電気があれば、高速道路でもEV走行が行えるのもポイントです。重量増となりながらも、ハイブリッド走行時の燃費は37.2km/Lと、ベースになった「プリウス」の量販グレードと同等の性能を維持しています。
しかし、メインの充電手段をエンジンによる発電に頼っていたのでは、今までのハイブリッド車よりちょっとEVっぽいだけのクルマとなってしまいます。ところが「プリウスPHV」は、その名にあるように「プラグイン」、つまりコンセントをつないで駆動バッテリーを充電できるようになっているのです。
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